新お坊さんの智恵袋

どうげんが毎日発信〜きょうの広済寺・住職の予定情報をいちはやく!

どろぼう草の除去

こんにちは😃午前中、しごとの合間に、ネットでニュースを見ていたら、神奈川県内各地でうろこ雲がきれい〜!と話題になっていました。9時頃、おてらで撮ったのがこの写真。

f:id:dohgen:20211009132241j:plain

f:id:dohgen:20211009132458j:plain

▲UFO🛸写り込みを狙っているのは公然の秘密。きょうは無さそう。

えれーな号が元気になって、牧場からやって来るようになりました。最近ではお泊まりしていく日もあります。

f:id:dohgen:20211009132634j:plain

その時、やっかいなのが⋯

f:id:dohgen:20211009132839j:plain

▲どろぼう草。黄色いうちに取っておかないと、乾いて種になったら大変で、衣服にいっぱいついてしまいます。猫も移動中にいっぱいつけてきてしまうので、いまのうちに取っておきましょう。

f:id:dohgen:20211009133114j:plain

▲正式な名前はセンダングサ。この構造を真似してマジックテープが発明されたというのですから驚きです。逞しく、図太く生きている植物を見ていると、人間は弱いと思うこともありますね。

猫はたぬきの学校のほうからやってきて、

f:id:dohgen:20211009092915j:plain

お墓を横断し、

f:id:dohgen:20211009133820j:plain

書院の典座(てんぞ)までは、この岩盤剥き出しの坂をつたってきます。書院の裏手の石組みは、いまのお世話人でもあるタダオおじさんの作品です。無骨で和の感じがあって、けっこう好きなんですよね。

f:id:dohgen:20211009133546j:plain

f:id:dohgen:20211009133913j:plain

▲また生えちゃうんですけどね。作務って、食事を作ったり、そうじをしたり、トイレに行ったり、風呂に入ったりの循環消費しごと。やればキリないけど、やらなければ追われます。気張らずに、テキトーに、「まっ。こんなんで、ええか?」でやるようになりました。

⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯

広済寺の本堂の裏手は現在、畑になっています。2代前の花島渓山和尚さまの頃までは、本堂裏に絞り水を貯めた池があり、畦畔は築山風になっていたようです。

f:id:dohgen:20211009134316j:plain

明治時代はここをメインの庭としていたのでしょう。廃仏毀釈でお首からもがれた観音さんの頭は、この畑で数年前に偶然、発見されました。思うに、観音さんの頭と胴体を斬らざるを得なかったのは時の住職。「これでは申し訳が立たぬ。築山に埋めて隠そう。ここが築山の庭ならば、後世の者が作務に入る。遠い将来、きっと見つけてくれるだろう⋯。」と、あくまで推測の域をでませんが、そんな意図を感じます。

f:id:dohgen:20211009135009j:plain

▲お首と胴体の接合手術は、お檀家さんで石材店のアキラさんがやってくれました。観音さんは、たぬきの学校のそばにあるブロック宮殿におわします。屋上はメダカの水中庭園兼ビオトープになっています。お金がないからあるもので作ったら、梅田スカイビルみたいになってしまいました。

 

作務をしていると 歴史を知るようになります。〜どうげん