新お坊さんの智恵袋

どうげんが毎日発信〜きょうの広済寺・住職の予定情報をいちはやく!

8月盆ブログ棚経①

おはようございます☀

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COVID-19の収束メドがまるで立たないため、8月盆棚経は全面中止とさせていただいております。昨日あたりから、お墓のお掃除に来られる方も多くなってまいりました。掲示板もお盆用の告知に貼り替えていたところ、お檀家さんのまゆみちゃんがお掃除に来られていました。

「ことしは棚経に行けませんが、よろしくお願いしますね。」

「えっ。⋯聞いてないですよ!」

お兄さんと2世帯でお住まいですが、勤務の関係もあって、いつも顔をあわすわけではないので、例年通り、13日の朝、棚経があるつもりでいたと言います。ということもあるので、今夏の広済寺は棚経中止、お付け届けの受付も無しのことを、おさらいしておきましょう。

今夏は例年と動きが異なりますので、いま一度、ご確認ください。

・社会的距離を取って、本堂やお墓へお参りしてください。

・墓参は誘いあわず、分散して、三密を避けましょう。

・墓参後は速やかに帰りましょう。

・マスク無しでの立ち話は控えましょう。

・玄関は〆切っております。仏事等でご用の方は呼鈴でお知らせください。

・お付け届け受付はございません。ライター貸せろ!冷たいモノくれろ!はなしですよ。

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おふだ

Covid-19早期収束を祈願してつくりました。

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毎年、お盆のお知らせの挿し絵には、自然に恵まれた平間の景色を描いているのですが、ことしは広済寺のほとけさまになりました。5月から6月は、COVID-19のために、法事もインバウンド受け入れもダメ、会合もダメ。おてらの収支にはついに赤信号が灯り、とても朝4時起きをして、絵の題材になる、門前の田んぼや畑のいい景色を探しに行こうという気持ちにならなかったのです。そんな時、ふと、毎日、朝課をし、みほとけにお茶を捧げて🍵いる気持ちが穏やかなのを悟り、作画に至りました。

8月盆棚経でお伺いしていたおうちには、

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ご当家様の先祖代々を筆耕したおふだをお送りしてあります。精霊棚をきれいにお飾りしたら、おふだをお供えし、私のお経の代わりとしてください。読むことは難しいですが、目で追って意味を味わってください。

大意は⋯

「心をこめてお経をお唱え致しました。ご当家様の先祖代々はじめ、あらゆるすべての御霊や精霊に祈りを捧げます。さらに願うならば、各自の父、母に感謝して、すべての霊にも気持ちをこめ、悟りの世界をめざしましょう。」

こんな感じでしょうか?

臨済宗ではお経をお唱えして、祈りのことばである回向をあげます。最後の「十方三世一切の〜」は、臨済宗の回向では必ず、最後に添えられるものです。これってお題目ではないんですよね。キリスト教さんで言えば、説教のあとの祈りで行なう「主イエスキリストの御名において アーメン」と似ていると思います。

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お盆で増える相談〜お位牌の並べ順

お盆が近づくと、決まって受ける相談がお位牌の並べ順です。仏壇はそのままに、お飾りをするおうちもあれば、廊下や大広間に卓をおき、位牌や本尊さんを並べるおうちもあり、さまざまです。おうちの盛衰もあり、大きいお位牌、小さいお位牌もあるのは当然のことです。

たまたまお買い物をした大手チェーンの仏具屋さんの若い店員さんから、順番は古い物故の順に「絶対右からだ」とか「左からだ」と言われ、それを聞いたお檀家さんが拡散してしまうケースがあります。「いったいどんな風に社員さんへの研修をされているのかなあ?」とちょっと考えてしまうことがあります。菩提寺の関係になる私たちでさえ、各家庭の習慣においてにまで、一歩間違えれば、決めつけになるようなことは、非常に慎重にしているなかで、全くのナンセンスではないでしょうか?

もし仏壇が小さいならば、上に載せたり、付属の引出しに納めて、たまにはかわりばんこに出してあげたり等、工夫をすればいいわけです。広済寺では、「丁寧に並べてお飾りしてあれば、よいでしょう!」とお伝えしております。

わからないことは菩提寺さんに聞いちゃおう!

一番いいのは、菩提寺さんがあれば、ご住職に直接、聞いちゃうことですね。でも、なぜか、それができないと言います。私は31歳と若い時に住職で広済寺に入っています。門前のお檀家さんにとっては、「ご住職」というよりは「若いお兄ちゃん」だったので、いろんなことを聞きやすいみたいですね。門前の人に声を掛ける時は、◯◯ちゃん、おじさん、おばさん、お姉さん、お兄ちゃんですね。皆さんも、どうげんさん、どうげんちゃん、オツさん、センセ、方丈サン、げんちゃん、どうげんヨーといろいろです。いつもそうだから、全く気にならないです。

お盆はおてらさんとの距離感が近くなります。

ことしはCOVID-19で棚経がなかったり、お盆の総供養がなかったりするでしょうが、気になることがあれば、普段から菩提寺さんにどんどん聞いてみてはいかがでしょうか?ネットで見たからと言って、あなたの菩提寺さんでは、そうではないこともありますから。。。。。「悩んでないで、聞いちゃったら?」とご提案しております。

私が携わってきた伊勢原市仏教会、神奈川県仏教青年会、全日本仏教青年会所属のご住職方は、素晴らしい方々で、どなたも門戸を開いています。

 

ブログ棚経 やってるおてらさんって あるのかなぁ?〜どうげん