7月に亡くなったら、新盆はことし?来年?
この夏もお問い合わせをいただきました。毎年、お寄せいただく質問です。
きょうで、考えてみましょう。広済寺ではお施餓鬼を基準にしています。お施餓鬼となる8月5日より前に、四十九日法要をすませてあれば、ことしの新盆。8月5日を過ぎてしまう場合は、新盆は来年となります。
地域によっては、7月盆、8月盆の例えば13日を基準にしているところもあります。近年の夏の異常なまでの酷暑により、お施餓鬼の日程を初夏から6月に移しているおてらさんが多くなっています。そうすると、新盆基準も変わってきますから、おてらさんに直接、伺ったほうが確実だと思います。
「お盆が近くなってきたので、友だちの墓参をしたい」
「コロナ禍で葬儀には出られなかったからせめて墓参をしたい。」
「おうちの仏壇を訪ね、お線香やお供物を渡したい」
という方々から、新盆はことし?来年?の質問へのお答えでした。
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コロナ禍で、ほうぼうのおてらのお施餓鬼への行き来がないので、「ウチのお施餓鬼まであと◯日!」という目標をまるで感じられません。お施餓鬼を通じて、オツさん同士が交流し、お互いに影響を受けあっていたことを有り難く思いました。
仏事については会食を一切しません。1周忌以降の法事は合同供養でとなっています。たくさんの人を寄せての法事は皆無となりました。納骨を伴う四十九日法要のみです。
▲久しぶりの出頭だったので、汗に濡れた袈裟を干します。コロナ禍がなければ、お施餓鬼に出頭して戻るたびに、小さな袈裟を広げては干したもの。汗の塩分で、白い粉を吹き、汚れを騙し騙し、シーズンいっぱい持たせていたのが、懐かしいです。
雨ばかりなので、読書の夏。こんな本をジャスコの未来堂さんで買いました。
ネットで済ませてしまうことが多いのですが、たまには紙のニオイや、めくるのを味わって読むのもいいものです。積ん読が多いのですが、あとになって、資料として活かしたい時もあるので、書院の模様替えを進めています。
▲玄関前の小部屋。8月のお盆には、Covid-19感染予防対応型受付スペースとして運用予定です。
▲明日は葬儀のあとの答礼です。1時間半くらいお時間をいただき、四十九日法要の準備や来年の新盆までにやるべきことをお話します。
ことしは夏がない と思っています。コロナ禍ですが、できることから知恵を絞って乗りきっていきましょう!〜どうげん