新お坊さんの智恵袋

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まもなく1周年〜たぬきの学校

ご朱印受けのお客様へ

広済寺のご朱印受けは全て予約制です。事前にご連絡の上、ご来山くださいますようお願いします。本日の午後から明日11/7の終日は、部内、西福寺様での晋山式のため出向となっております。

(株)JTBパブリッシングの「御朱印さんぽ 鎌倉・横浜・神奈川の寺社(仮)」の校正も最終段階になりました。広済寺は52ページに掲載されます。12月に刊行予定です。

 

広済寺のお檀家のみなさまへ

ご法事から5ヶ月を経過したお塔婆はお焚き上げとなっております。5月にご法事があったお墓のお塔婆は順次、下げております。なお、突風や強風が発生した際、塔婆たてに何本もお塔婆があると、風に煽られ、墓地を損傷する怖れがあります。複数本かたまっているお墓では、下に寝かせてあります。ご了承ください。

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たぬきの学校は、12月14日で1周年を迎えます。カヤと雑草だらけだった場所に、ほぼ毎日手を加えてきました。

先月から取り組んでいるのは、台風が来ても平気な箱庭づくりです。

①台風が近づくたびに、オブジェの撤収となおしの繰り返しをなくすことです。

②膨大な雨水を溜めておき、晴天時に有効活用することです。ただ溜めるだけだと夏にボウフラがわくので、メダカが住めるビオトープにします。

ビオトープを置けば、和みの空間になるのはもちろん、水の重みでその面積分だけでも除草の手間がなくなります。

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 ▲噴水の盧舎那仏さん。台風が来ても飛ばされないよう南部鉄器にかわりました。周りに泥を入れ、オモダカを配してみました。成長すれば噴水の見立てになるということです。泥、ビー玉、ガラスの小瓶などでメダカがいるビオトープに仕立てています。

正門から見た感じです。

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▲正門で客人を出迎えるたぬきです。ガラスの瓶、たぬきの鉢、ほかした電子ジャーの釜の3段式。各々、たっぷりの水と泥を入れて20kgくらいに重量アップ。これなら強風でも大丈夫。器の半分くらいに入れた泥の底にはオモダカを仕込ませてあります。夏までには根を張り、ツンツンと芽を出してくることでしょう。オモダカがあることで水質浄化を図っています。

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▲夢殿前のビオトープ。泥を半分くらい入れ、ビー玉を散らしてあります。オモダカ、睡蓮、布袋草、メダカ、タニシ、野生のエビのおかげで日々、水が澄んできました。

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▲タニシやメダカ。小さいけれど、微生物や藻を食べてくれるので、自然の生態系のしくみで、水が透明になっていくのです。きれいな水なので猫も飲みにやってきます。▼

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自然と向き合う。

災害に備える。

膨大な雨水を活かす。

草をはやさない。

きれい。和む。

作務を楽しんでいます。〜どうげん