新お坊さんの智恵袋

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七本塔婆〜葬儀の書き物

2017.2.20 付記
いつもアクセスいただきありがとうございます。このネタもみなさんのアクセスが多いのですが・・・
昨今は、四十九日法要で埋葬が100%なので、お葬儀でのかきものは白木の位牌2つのみとなっています。七本塔婆と六地蔵の六界は筆耕しておりません。過去のものゆえ、お含み置きの上、ご高覧いただけたら幸いです。供養に関する話題は、直近でとりあげております。最新ページから適宜、エクスプローラされることをお勧めします。 どうげん






格子戸に、立てかけてあるのは、葬儀のときの、書き物です。これらの書き物は、伊勢原、平塚、秦野あたりでは、ほぼ同じです。
 それでは、いちばん左側から・・・。
★白木の位牌・・・2つあります。なくなった方の位牌で、四十九日法要まで、分身となります。カバーがかかったほうが、自宅に安置するもので、サラのほうが、野位牌といい、当日埋葬の際、お墓へお供えするものです。カバーがついたものは、最近では見なくなりました。
六地蔵さんの塔婆・・・天上、人間、餓鬼、畜生、修羅、地獄の6つの世界を表しています。
★六尺塔婆・・・葬儀の翌日と初七日までの供養をするもので、裏には、冥土の旅路でたとえ橋のない川や月明かりすらない村に行っても、塔婆を杖代わりにします。(8月1日の日記:まんが「つえ」を参照http://d.hatena.ne.jp/dohgen/20090801
★七本塔婆・・・初七日、二七日・・・・と四十九日まで、お守りくださる7人の如来さんとそれぞれの七日にあたる月日が書いてあります。
 
 写真は、2005年頃のおてらです。この頃でしたか、伊勢原にも、やっと2つ目のホールさんが出来て、公民館や自宅やおてらを会場にして葬儀をすることがなくなってきました。こんな小さなおてらですが、通夜、葬儀でみなさんをお寄せして、家族の方とすごしたこともありました。朝ごはんを作ってあげたり、そうじをしているとみなさんも手をかしてくださったり、一緒に、朝のお勤めをやったり、懐かしいですね。