お位牌いろいろ
外出自粛が叫ばれています。収束の見通しが立つまで、広済寺のご朱印受けは郵送分のみのお取り扱いとなっております。ご協力ください。
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お葬式のあと、お位牌をつくることになりますね。いろんなパターンがあります。
①故人さんお一人につくる場合。
②「繰り位牌」と言って、差し替え式の札に書く場合。
▲表に没年月日とお戒名▼裏には俗名、行年。このほとけさまは軍人さんだったようです。
そのおうちによって書式があるので、前のほとけさまに倣って筆耕しますから、仏具屋さんには、サラの札だけでなく、全部の札を入れた状態で繰り位牌を渡してくださいね。
③めのと、つまりご夫妻で一緒にする場合。
きょうお位牌の開眼供養だったのですが、先に亡くなっている奥様の方で、行年が満年齢だったことが判明しました。当時は、お位牌や墓誌の刻みや仏具を揃えていくことも、お施主様次第でした。やらないおうちは全くやらないし、親戚に言われて一周忌くらいになってやっとお位牌や戒名彫りに着手したり、おうちによっては位牌は白木のまま、仏壇はあっても本尊さんとなるお釈迦さんがいない。⋯バラバラでした。広済寺では、そんなこともあって、時間をかけて、少しずつカイゼンしてきたのです。ともあれ21年ぶりの気づき。この際なので、なおすことになりました。
21年前。いまでこそ、おてら側で仏事をああしなさい、こうしなさいと言うようになりましたが、当時は仏事のことはおてらでなく、本家に聞けという時代でした。お檀家さんのデータ管理についてもまだパソコンはなく、東芝のルポというワープロ専用機。それがいまはiPadになり、隔世の感があります。〜どうげん