新お坊さんの智恵袋

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本堂〜大そうじ

きょうは本堂の大そうじでした。

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▲20脚ある3人掛けの椅子を書院に運び出します。

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坐禅で使う単布団も全部出します。押入れの隅々は拭いてから、隙間はガムテープで補修をして、ゴミが入らないように細工します。柱や壁面は手の届く限り、全て雑巾がけしていきます。

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▲内陣の仏具も全部出して、拭いて清めていきます。

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▲末寺の一覧表を切り替えたとき、建長寺さんから送られてきた旧の単票。広済寺は4等地のおてらです。

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▲でも、この票の裏には未定地とあります。たぶんすぐに決まらなかったのでしょう。17代の花島渓山和尚さまの時に、関東大震災や太平洋戦争等、翻弄された時代だったので、降格をしたものと思われます。

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▲本尊さまのおわす厨子。宮殿です。関東大震災にあっても残ったのは凄いことです。欄干から下の部分は、壊れたため使えるところだけを残した感じがうかがわれます。

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▲宮殿は膠を重ねて塗っています。ボロボロ剥がれ落ちてしまうので、トントントンと軽く押し拭き。

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▲宮殿の台座は掃除機と雑巾がけで攻めていきました。

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▲お釈迦様の光背です。

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▲広済寺開創からですから670年くらい前から、おわすことになりますね。

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▲ここ8年は開かずの扉状態だったエリアも思い切ってキレイにすることにしました。

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▲10年くらい前までは、まだ僅かながらに自宅で法事を行なうお檀家さんがいらっしゃいました。おてらに祭壇や仏具を取りに来られ、終わると返しに来たものです。おばあちゃんやお嫁さんや近所の女性は、飯炊きでした。いまでは葬儀はホール。法事は広済寺の書院と本堂で行なうのが普通になりました。隔世の感がありますし、ここ8年くらいで急激に変わったような気がします。

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▲虫の死骸やフンや蜘蛛の巣でいっぱいでしたが、雑巾に犠牲になって貰って、キレイになりました。

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▲左から、昔に自宅で法事をやっていた時の祭壇や敷物や仏具。いまは休止となった稲荷講や不動講の祭壇や巻物のセット。

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▲右側には8月に行われるお施餓鬼の道具、仏具、小型扇風機をまとめておきました。スッキリさせているので、毎年の準備や片付けもラクになっています。

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午後からは外回りをホースで水攻めです。中性洗剤をかけて洗車用ブラシ等でこすって洗い流します。ガラスやサッシのレールも拭いてキレイになりました。長椅子20脚も拭きながら、定位置に戻して15時半終了。おかげさまできれいになりました。

 

明日は本堂西の側溝と外東司(お便所)の汲み取りを予定しています。手を汚す作務になります。ご朱印受けのお客様は必ずご予約の上でのご来山をお願い申し上げます。

 

小さなおてらですが いろんなものがあるので マイ博物館があったらなぁといつも思ってます。〜どうげん