青空の下で
真夏日が続いています。朝、ほとけさまのお茶を替えるのですが⋯
▲輪じみができて、減っているんです。▼
▲私たちおてらの者も、青空の下。作務で、からだがほてっているのですから当然ですね。もう亡くなられましたが初老のオツさんからは、「亡くなったばかりの人は水が欲しくなると云うから絶やさぬようになぁ」とよく言われたものです。
お墓の畦畔
▲観音さんの右にある、玉ねぎみたいなつぼみはアガパンサス。梅雨にかけて紫の花を咲かせてくれます。墓参の方々が必ず目にする畦畔。手を入れたかったのですが、きょうは表参道をやります。
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表参道って名前がいいと思いませんか?東京メトロの表参道駅の千代田線ホームには、小田急線伊勢原方面ってあるんですよネ。常磐線から伊勢原に直通するロングラン便があるからなのです。UNUやスパイラルや表参道ヒルズや紀伊國屋がある、あの都会っぽい雰囲気の名前ですが、広済寺の表参道はこんな田舎の山寺って感じです。地元のひとは「表参道」とか「門前」とかって呼びますね。
▲きれいになりました。でも草引きとバケツに落ち葉を入れての遠心分離等、ガチンコにやったのは向かって左側だけ。
▲ゴミはこれしかないんです。小さな草や落ち葉まで丁寧にとっていくから。
でも、溜めてしまうと落ち葉の特製ミルフィーユになってしまいます。さらに手間がかかるので、結局は、完璧は求めず、できる限りやるのが近道のようです。
昨年まではこの時期に企業さんの新入社員研修で、表参道の作務をやったのですが、ことしはコロナ禍。4月下旬からのハウスキーピング系は、全てどうげんワンオペです。ワンオペもそうですが、お客様の出入りの数が極度に減り、赴任したての20年前の感じに戻っています。そもそも人が来ないからワンオペでいけるんです。事務系はこれまでの蓄積とiPadがあるし、単純作業は筋トレと思って、省力化を目指しています。
右側はめぼしい草だけ引いて通路上を掃き込んでおしまい。境内と墓地で、一千坪はあるのでガチンコと要領との両方を使います。
仕上げに、「地の塩」攻撃で完了です。
箱庭のビオトープでは、メダカたちの引越し。
▲すばしっこくって、捕まえるのに大変です。稚魚だけ、成魚だけに棲み分けをしたいのですが、まざっても、共喰いしなければいいのかなあ。
青空 光と影 水 砂利 石 草木 愛でる客人 どれもなくてはならないものなんです。
神、ほとけを超えたところをがんばろう!〜どうげん