お施餓鬼塔婆書き
おはようございます😃コロナ禍が収束するまでご朱印受けは休止します。感染防止につとめましょう!
6月15日から始まった広済寺分のお施餓鬼塔婆書き。兼務の東円寺と慶徳寺の分は5月に先行しました。いっぺんにとなると筆耕はもちろん、付随するデータ処理と案内の発送の手間が膨大になることと、塔婆を乾かすまでに部屋のかなりの広さを使ってしまうことになるので、
①7月盆訪問先
②伊勢原市街地ほか遠方先
③おてらの門前
と3つにグループ分けしています。
厳重に梱包されているので出すのも一苦労。なので、今回は押入れに入れず、書き終わったら収納することにしました。
▲墓地の区画だけだった方で急に新盆さんになるケースもあること、書きミスも考え、塔婆の数は1割増で用意しています。
▲15日に7月盆先完了!17日には日本ヒューマンセレモニー専門学校さんでの、葬儀の講義もあったり、カラっ梅雨で草引きこさ切りなど外の作業をやりながらとなっていきます。
▲遠方先の前半完了!
▲遠方先の後半完了!
漢字も読み方も全く同じの同姓同名のお施主様があるので、お住まいの地名で絵を描きます。
▲桜台なのでさくら。太陽神戸三井からさくらまでの、当時のメガバンクのマークもこんな絵でしたよね。門前のお檀家さんのほうは広済寺の本堂と三門の超デフォルメ。
おまけ
▲清水泰地さんのYouTube動画を見ていたら、カンダタとザンギエフのコスプレの裏話が面白かったのでなんとなく描いちゃいました。
最近、描いたのとなると⋯
▲のんのさんの足柄茶ですね。これまでお盆に向けての作品は、お盆の案内でのポストカードにしたり、昨年は棚経に回れなかったのでおふだにしました。今回はノベルティの足柄茶に、じぶんの絵を入れてみました。広済寺の仏様に献茶しているのと同じお茶を、仏壇にもお供えして、一緒に飲んで、余裕のある一日をはじめようぜ!という布教の一環です。
8月4、5日で行なうお施餓鬼の塔婆を、なぜいま書くかと言うと、7月に入れば暑くて、汗がタラタラ。かと言ってエアコンをたくと、墨汁の水気が飛び、そんな墨汁で書くと、ダマが出来て擦れて汚くなるからです。梅雨のいまがチャンス。特に雨降りでお檀家さんのご来訪がないのが、一番、集中できるベストな状態なのです。
おてらがあげる塔婆ですね。初代の住職、先代、先々代の住職、そのご家族の供養、戦死者や東日本大震災の慰霊、無縁さんです。
たまには⋯
▲失敗もでます。
おてらがあげる塔婆に続いては、門前のお檀家さんの前半です。
感覚的に違和感が出るのもはチャイですね。こと文書、文面、書き物には、神経質かも⋯?
▲施主様の文字のバランスがアウト。君が潰れているのが気に食わない。
▲左はバランスがヘン。石の口部分が小さくて弱い感じ、匡の字もなんか締まらないので、右に書き直し。
次は両方ともボツ。
▲左は滲み。塔婆の木質によっても墨汁が散ってしまうんです。右は妙の少の部分で欠けたこと。
削りなおして使うおてらさんもありますが、
ミスはミス、ボツは不良品なので、チャイ。徹底しています。良い意味で書き物オタクだから。
きのう23日夕刻。門前分の筆耕完了。昨年と同じ日に完了となり、一安心。これからの作業は郵便振替で届いたお施餓鬼回向料の集計、遅延気味の方への周知をするかわらばん、再請求、8月盆棚経の案内作成となります。多くのおてらさんでは、何人もの役員さんに分担して集金をお願いしたり、会計役を置きます。ゆえにコロナ禍で、お施餓鬼は通常のカタチでできないが、役員さんまでは呼ぶということなのでしょうか?
私は郵便振替とiPadのnumbers で一元管理なのでワンオペです。で、スゴい苦労したのか?と言うと⋯ワンオペでじゅうぶんだと思います。分業が苦手というか、元々が事務屋なので、じぶんでやっちゃったほうがはやいし、いつも経済的な選択をするので合理的過ぎちゃうのかもしれませんね。
ウマい 下手じゃない ウチのオツさんの字だ が大事。
塔婆書きは A. I.(人工知能)には 絶対に代われないこと。〜どうげん