カラっ梅雨の作務日記
おはようございます😃
〜お知らせ〜
明日6/17の午前は、平塚駅西口の日本ヒューマンセレモニー専門学校様で先生役となります。私の講義は1限目。「ほとけはみている」をテーマに山寺の坊主が見てきた葬儀の現場のお話をします。神奈川県仏教青年会の局長経験者が登壇する「葬儀と仏教」シリーズもことしで4年目となりました。
ご朱印受けは緊急事態宣言やまん防の解除でなく、コロナ禍が収束するまで休止します。ご協力ください。
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梅雨には梅雨なのですが、雨の降りかたがどこかカラっ梅雨。
雨降りならばお施餓鬼の塔婆書きだけに集中してしまうところですが⋯
晴れていれば、
▲気になるのはお墓の草、草、草。西の坂の上が凄いんです!
▲コリャ絶対言われるわ。
▲山椒と杉の実生を発見。
▲ここには、オブジェがわりの醤油の甕とビオトープがわりの紹興酒の壺があって、畦畔にはベルガモット、みそはぎ、笹、金魚草、もみじ、菊が仕掛けてあります。どろぼう草を除去しながら、空いた部分に先程の山椒と杉を移植していきます。ここも、いろんなものを植栽して、終わったら刈り込むという箱庭にしてあるんです。
色もの、長いもの撤収でやってる感を演出
その和名の通り、篝火みたいなベルガモット。ここは昨年、苗を入れたばかりなことと、半日陰のために生育が遅めなんです。花はまだまだ見られるレベルですが、撤収します。
なぜって⋯草だけ引いていても、この時期は蒸し暑さでまたすぐに生えてきます。追いつかないんです。いくら一生懸命にやっていても、人さんが墓参に見えた時に、「なあーんにも手入れなんかやってないんだなぁ」と思われてしまう問題が起きます。そこで目立つ色花モノの撤収、笹や雑木などのこさきりを入れることで、「あ〜やってんのやなぁ!」を演出するのです。
▲昨年に仕掛けておいたムクゲが大きくなっていました。何色かが楽しみです。背丈の伸びははやいのが強み。ただスルスルといってしまうので木そのものは弱いので、TPOで使い分けている植物です。
▲ツンツン出ていたヤブガラシ、草、篠竹とベルガモットを撤収し、サッパリしました。なにせ伸びちゃうのでお施餓鬼前にはもう一度やるようでしょうね。でも箱庭にしておけば、残すもの、刈り込むものと決めているからラクなんです。ぜーんぶ草を除去し、ほうきを入れて、土や砂利のはきめをつけるのが禅寺のきほんですが、空き地と畦畔部分は箱庭化し、作業効率を上げました。だってお客様は「アラきれいね〜」でおしまいだから。。。。。
みそはぎの刈込み実験
北エリアの三角の箱庭。前回、みそはぎも短くした2回めだったのですが、しっかりと再生していました。グラウンドカバー感がいいじゃないですか?もっともこれからグンと伸びちゃうんですけどね。お檀家さんから、「8月のお盆に使うのなら、梅雨時期に伸びた芽を刈って、成長を待った方が、柔らかい芽になる」と伺ったので、試しています。確かに、4月に芽を吹いてそのままだとお盆の頃は、茎がワイヤーのように硬いんです。結果はどうなるでしょうか?お楽しみです。
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ここもみそはぎや背丈のあるアザミ、ツユクサの類いを撤収。
▲なんかやってある感じを出します。また生えちゃうし、この時期の作務はこのレベルでじゅうぶんだと思います。20日の合同供養を行なうお墓さんがあるので、やっておきました。小さい草は、後日、梅雨の晴れ間を狙って、塩攻撃で仕上げます。
ツンツン出てきた笹と竹藪からのささっぱを除去するだけですが、この清々しい感じが出ます。菊、マーガレットもいい感じで育っていました。
たぬきの学校🏫の魔改造
モチーフはいまはなき青山学院大学厚木キャンパス。ここは大きめのオブジェを入れた箱庭です。まわりに草花を配し、校舎を囲んでいた森に見立てています。
江原商店さんで仕入れてきた洗濯用のタライを
盧舎那仏さんの噴水⛲️池の魔改造に使いました。南部鉄器の噴火池をタライに沈ませて、深さを取りました。朝晩にいちいちジョウロで水を補充する手間を省きたかったのと、メダカを常にノビノビと泳がせて水質の浄化を狙います。移植して、噴水の雰囲気をオモダカで見立てた演出。
▲浮かぶ盧舎那仏さんもいい感じじゃないですか〜。メダカが盧舎那仏さんの緑青に耐性があるかを実験中です。「稚魚から入れておけば多分、耐性はつくはず。大きいのは多分、逝ってしまうだろう」というのがじぶんの予想です。
大空にはヘリコプター🚁。
植物からいろいろ学んでいるのは〜どうげん