箱庭作務日記
ご朱印受けのお客様へ〜アポなしはお断りしております。必ずご予約ください。明日2/27は午後より不在です。週末にかけては打ち合わせ、法事と続いておりますのでご配慮ください。なお、ご遠方のお客様は↓こちら↓もあわせてご利用ください。
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アクセス大入御礼〜昨日2/25のアクセスは255でした。ありがとうございます。
▲お檀家さんを抜けたものの石塔を置き去りにされたところ。もとの状態を生かしながら箱庭にしています。天水桶を移転させ、泥を七分がた入れて、蓮の根っこを仕込みました。
昨年の夏、坊さん仲間で、せっかく植えた蓮が咲かないという話があったのですが、みなさん可愛がるあまり、養分をあちこちで調達しては、いろいろあげすぎたのが原因かと思われます。広済寺では自家製の生ごみ&灰のブレンド堆肥だけでよく咲きました。養分が多すぎると茎や葉にいってしまい花実が出来にくいのです。ちょっと足らないくらいの方が植物も頑張るわけです。
▲マー・シーサーの池。水が澄んできました。泥を七分がた入れて、オモダカを植え込んでいます。オモダカが根づいて水中に酸素を出すようになれば、水が透明になってくるんです。要は人工的に田んぼや沼地をつくり、虫や微生物を呼び、自然の生態系をつくるわけです。水面に空っぽのボウルをおくと、風が吹けば回りだし、水に空気が入るので、微力ながら水質浄化になります。
全部の草引きはできないので、好きなとこだけ引いてから、通路部分をはき込みます。
▲竹ぼうきのはきめってきれいでしょ?▼
▲一般の方々のおそうじは、ゴミを取っておしまい、草を引いておしまいなのですが、私たち禅宗坊主は最後にはきめをつけて完了とするのです。オブジェが洋で現代的な感じでも、和になるのははきめがあるからなのです。そんなに汚れたところがなければ、はきめをつけてしまえば、やってないのにコンプリートという方便も可能なのです。まああまりにも乱用はいけませんが。
草とりが完璧にできれば、それにこしたことはないのですが、他にもやることがあります。草花やオブジェやビオトープがあれば、目立つものへ目が行き、相対的に草は目立たなくなります。箱庭にすれば、そういう融通も効くことになります。私の箱庭は、ほとんどが、みんなが放ったモンや元々あったモンでできています。
溜まったものから ストーリーを考えて つくるのが好き。〜どうげん