来たるべき世界〜AI時代の「自律性」に行ってきました"The shape of Things to come:Technology, AI and the Human " event
明日11/24のにちよう坐禅会は通常通りの開催です。引き続き合同供養のため9時半終了となります。年回忌繰出表関連の作業に入っております。ご朱印受けは全て予約制です。必ず事前にご連絡の上でのご来山をお願い申し上げます。
"The shape of Things to come:Technology, AI and the Human " event is now taken place at Aoyamagakuin, In Tokyo. What makes me come to the lecture?Oh , even our normal operating systems at the temple are supported by AI. My impression is following.
Gen
Thank you.
青山学院大学シンギュラリティ研究所主催「 来たるべき世界 科学技術、AIと人間性」会期は12月15日迄。公式サイトから申込んだ方が優先ですが、入場無料でほぼほぼ一般公開の企画です。昨日、トークイベントを聴講して大変有意義でした。法務の被りがチョット気にはなりますが、12月6日のAIと地図、13日のAI倫理にも行く予定です。
展示作品は、6号館、中庭、17号館入口、学食にあります。おもしろかったのは。。。。。
▲最近、代替わりしたスーパーコンピューター。京から富嶽へのシフトを表現しています。数珠のようなものはそろばんのタマ、敷き詰められた白と水色の粒は猫の東司用のものだと、展示コーディネーターの癸生川先生が教えてくださいました。
▲見た目はモフモフしてそうでカワイイのですが・・・・・
▲トラロープなんです。文字通り、そのまんま。いやあ、おもしろい。
トークイベント AI時代の「自律性」は、ほぼ満席。写真撮影も許可されたのでスライドもおさめられてよかったです。専門的でマニアックな内容もあり、全てを理解する・・・・・というのは難しいのですが、おもしろい話があったのを備忘録としてブログに残しておきます。
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自律性とは何だろうか。生活ができているとか大人として自律しているとよく言う。でも、戦時下にナチスのホロコーストに加担したり、ブランド品を身につけることで優位性を感じ、他の人に、例えば、購買意欲をかきたてるのは他律性ではないのか。機械にも自律性があって、自動運転の車がそうであろう。鳥獣戯画図でウサギや猿が擬人化するように、機械の擬人化もありうるのだ。
科学者には、生物みたいなロボットを作りたいと思う人が多い。宇宙開発で惑星に降り立つロボットに、地球から命令を交信し続けるのではなく、自ら的確な判断をくだし動かしたり、環境に適応して動けるようにしたいのだ。これは生命体における進化と同じだ。
▲知能って何?まともに答えられないのではないか。AIはデータを取り込んで動いているだけなので他律性。自律性とはいえない。
米国・顔栞の実験
▲Experimental evidence of massive-scale emotional contagion through social networks
30万ずつの2つのグループに分け、スライドが示すような実験とその結果。社会問題にもなった一件。「人間が人間を機械のように扱う」のが危険である。
▲A Life とはArtificial Life 人工生命のこと。いろいろ集めても、生命体にはならない。では何が足らないのかは、現時点ではわからない。
▲バレラさんはチベット仏教を信奉していたことから、「縁起」をco-dependent arising相互依存的に起きていることと、訳した。自律的だけどお互いにつながっているのだ。
かわいそうなロボット unable robot
▲ゴミ箱ロボットは動くことはできても、自分でゴミを集めることはできない。でも子供がゴミを持ってきて手伝ってくれる。弱さがきっかけで何かができる。これはあらゆる場面で応用できる。
数学的に処理してダメだったロボット
▲階段をのぼるロボットは、数値化による認知よりも、昆虫が前進するしくみが開発のヒントになった。1970年代にすでに行われていた実験映像。
▲人間の二足歩行も脳はいらないという結論になった。
他にも色々ありましたが、印象に残った内容は以上です。
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講演を聴きながら、銀河鉄道999に出てくるセリフを思い出していました。
「・・・・機械帝国を全宇宙に広めるためには、勇気ある少年たちの力が必要です。メーテル様はそういう少年を何人もここへ連れて来られました。鉄郎さん、あなたもそのひとりだったのです。・・・・・」〜テレビシリーズ最終回 ミライのセリフ
タダで手に入る。便利になる。本当にそうなのかなあ。じっくり考える時代になったようです。
階段を歩くロボット、二足歩行ロボットのヒントが、ふと見た昆虫の動きにヒントがあった話。これは、私たちにもよくあることで、しごとを離れたなかから、あそびから、「もしかして、こうやったら・・・・・」ということで生まれた技術は多いものです。コンパクトディスクの階層を増やして、楽曲の一般用と有料のそれやサイトにリンクさせて期間限定を混ぜる細工もそうでしょう。私の発想も、あちこち見てきたものの賜物だと感じています。頭で考えるだけでなく、直感やこころでモノをみることも大切だと思います。
以上 雑駁ですが、ご報告がわりとさせていただきます。
まとめと感想
AIを語ると、なぜふだんの、ふつうの行動を、ことばを選びながら哲学するような話になるんだろう。ふつうなら考えることもない、考えたこともない分野。だからこそききがいがあった。
谷口先生、ドミニク先生、河島先生。ありがとうございました。
あっ❕非常に良かった に ☑️するのを 忘れていました。〜どうげん