トイレは仏間?
おはようございます😃
私を知る人なら知っている、私のトイレそうじ好き。おてらに上がってトイレを使うお檀家さんやその御親戚の方もきれいに使ってくださいます。
コロナ禍前は、素手で便器みがきをやるのを実践すべく、社員研修に広済寺を採用させていただいたこともありました。
一概に決めつけるようなこともできないのでしょうが、お檀家さんだと、玄関で靴を向きをかえてから上がったり、トイレのサンダルももとのサヤになおしてあります。
小さなお子さんが催してしまっても、付き添ったお母さんも偉くて。。。。。使った気配がまるでないくらい、ペーパーの切れ目を揃えてあったり、掛けてあるタオルは一切使わずに、持参したタオルで済ませる方まであります。手洗いの手水鉢には水滴さえ残してありません。これは脱帽ものです。
最近、お葬式でお手伝いさせていただいたご縁で来られるお客様のなかには、靴は脱ぎっぱなし。サンダルの脱ぎかたもスッチャカメッチャカあさってくんになっていることが多い気がします。おてらも和。外見は似ていますから女中さんが居てる旅館みたいに思ってしまうんだと思います。お檀家さんで、私とつきあいが長いおうちは、仏壇を中心に祈る暮らしがあり、衣食住も日々しっかりしているからなのでしょう。
あらかたはきれいに使っていただいています。が、2年前の春のお彼岸のこと。外にいた老婦人が、作業をしていた私に、「中のトイレを貸してください」と言います。もちろんどうぞと誘導したのですが、「もともと胃腸が弱くて」と言って出て行ったのと、なんか体臭に異変を感じたので⋯念のため、何気なく女子トイレを見たらビックリ。馬蹄の便座から便器から床までが汚物だらけじゃないですか?20年近く広済寺にいて初めての出来事でした。幸い、次の方が遭遇しなかったからよかったものの、その日以来、手が空いている時はトイレの巡回をしています。
実は、この対策については断続的に、考えていました。
先日、運転免許証の更新で秦野警察署に行って、トイレに入ったら、
「脱◯した時は 職員に速やかにお知らせください」といった旨の能書きが数カ所にありました。脱◯とは、なんと直接的な表現なのでしょう?私にはその勇気はありませんが、この表現はとても良いヒントをくれました。
そう。このsubstation drill をすれば良いのです。もっと上品な格変化とともに。。。。。。
▲平成11年から使っている引退まじかのテプラでつくってみました。壁にやると景観が乱れるので、トイレクイックルのプラ箱に貼れば遜色ないでしょう。
「もしやっちゃったら住職がなおす」
とあるのを見れば、2年前のような事故も防げるでしょう。
トイレは禅寺では仏間。
汚いものをきれいにする神さまのウスシマさんがいます。
毎日の朝課のあとは必ずお茶🍵とお線香を捧げます。私がウスシマさんのかわりになっているということです。でもね、トイレそうじは楽しいですし、貧乏性なのは昔からですが、おかげさまで「今月もしごとないじゃん!どうしようかな?」となっても、なぜか乗り切れることになることのほうが多いんです。若い時に悩まされた皮膚の荒れやアカギレもなくなったし、手や指先の冷え性もなくなりました。ゴシゴシ洗って動かしているから真冬でもあったかくなるんです。不思議でしょう?
と。きょうは、トイレこと東司(とうす)のお話でした。
せんじゅさんと天女さんも私のらくがき。ご朱印でも描くことがあります。
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トイレそうじをして お金持ちになるとか
トイレそうじだけやっていれば 全てが救われるとか
そういうノウハウ本や講座にハマるとか
他力本願的なことはやめたほうがいいでしょう。
あくまで因果応報とおのれの行動です。
情報過多になると何が真実かが見えなくなります。
あたりまえなことをわからせるのが臨済宗のおしえです。
難しいことはいらない。〜どうげん
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