年回忌繰出表〜広済寺分も含め一完了
おはようございます😃
「アレっ?」いつもと雰囲気の違う書院の廊下です。昨日の午後。新しい年回忌繰出表のために全部外しちゃった状態なんですね。
兼務する慶徳寺から手をつけ、東円寺、広済寺と、次の2カ年分の年回忌繰出表が完成しました。
既に貼ってある令和2年と3年分から、令和2年分を外し、令和4年分を先行して貼るという作業になります。剥がした令和2年分で、年回忌供養が未厳修だった札は朱を入れて外し、個々のカルテに残します。あとから照会があったとき、どの年度の何回忌をやらなかったかがわかるようになっています。
新たに筆耕していくのは令和4年分です。
▲一周忌については、まだわからないから空白となります。令和4年分の3回忌以上の年回忌については、先行とはなりますが、過去帳に記載された霊位をプロットしながら筆耕していきます。
例えば令和3年のお正月早々にお命日のほとけさまがあるおうちだと、いまごろ令和3年分の年回忌繰出表を貼っていては、遅いことになります。コロナ禍のいまなら少人数でとなりますが、会食も伴う正規の法事で行なうとなれば、親戚への周知、日にちの設定で、秋には、問い合わせに追われることになるからです。
今回は、廊下に掲示してあるものをペラでわかるようにします。
▲筆耕した繰出表を複合機を使ってiPadの写真に取り込んでいくのです。間違えれば、文字どおりオシャカになってしまうので、照合、確認を何度も繰り返しての作業となりますね。
要するに⋯
こんな感じの廊下の掲示が⋯
新聞の縮刷版みたいに、こうなるわけです。
▲分量はA4ペラの両面です。▼
「じゃあ何回忌まで供養をするのか?」ということですが⋯
京都の衣やさんのカレンダー🗓の付録には、
▲37回忌はなかったですね。みやこのほうではそうなんでしょうか?
年回忌の周期は、地方によって差はあります。菩提寺さんがある方はおてらさんに聞いてみましょう。臨済宗では40年台分はなく、25回忌の設定があります。
▲広済寺では、臨済宗青年僧の会で発行している寺務手帳の記載にならっています。100回忌はないけれど、空襲で殉死されたおじさまの供養と戦後のけじめとして70回忌をやったお檀家さんがありました。
25回忌は50回忌の半分だからという解釈だと思いますが、23、25、27回忌となると、東急東横線の急行みたいに一個飛ばしの隔駅停車みたいになっちゃうので、25回忌はスルーする方もありますね。もっともその頃になると、直近でお見送りしたおじいちゃん、おばあちゃんの近い年回忌と公倍数になるので、あわせておやりになりますね。
法事の執行については、皆さま、思いが、それぞれ、さまざまなので、私のほうでも「確実にやりなさい〜」と強制するようなことは控えています。
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「憲法で信仰の自由は保証されているんだから、法事をやらなくたっていいはずだ。」と大変に見識の高いご意見を過去にいただいたことがあるからです。
また、こんなことも。。。。。
先祖から本家が相続した土地や建物を、後年、手放すことになったとき、もう一度、兄弟が集まれば、
「ところで兄い、供養はきちんとしてるんだろうな?」となります。
実は、長兄さんは、これまでの年回忌をことごとくスルーしてきました。
「ワリい⋯どうげんちゃん。合同供養でもあげどきでもいいから、やったことにしといて!」
ごめんなさい🙇♂️これはできません。労災認定が必要な場合、総務や人事から法事や葬儀を確かに住職が執行したという証明を求められることもあるからです。虚偽の報告はできないからです。
まあ、おてらというのは、お施主さんとは、まあ、いろんな話をします。お経をあげながら、ご家族の逝去後にある人生の交通整理とか羅針盤がわりをしているのかなぁ〜といつも思います。
人様に役立つ ひとになれ
お檀家さんからは ファーストネームで 呼ばれるくらいでないと。〜どうげん
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CM