新お坊さんの智恵袋

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きょうのご朱印&三門の箱庭

15日のにちよう坐禅会は通常通りの開催です。
For international people …\(@¥@)/…:Today's my drawing is Seven Fortune Gods. Chieko San asked me to. This is second time. She runs fruit shop and delivers offering fruits to the temples  in our city before Memorial Day event.  Approaching the end of 2019, I made it got clean around sanmon gate.    Thank you.  Gen

きょうのご朱印は、チエ子さんから。法事のときにおてらにお供物を運んでくださる業者さんです。

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 ▲いい初夢がみられるよう、枕元に七福神をしのばせてみてくださいね。

台風でかしいでしまった三門ですが、現状復帰工事が無事終了しました。工事で邪魔になってしまう観音さんは新たな就職先を見つけました。せんりょうについては他にもあるからそんなにいらないので、全部切り取ってサッパリさせてみました。袖全体を大きく見せたほうが、より広々と感じられます。

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▲きのうの夕方。ホースでシャワシャワして、水洗い。ついでに屋根の端から落ちる水の位置を確認します。雨が降ったとき、チャポンチャポンとする音でアンビエントな雰囲気を出したいからです。

広済寺となる1352年より前。この地は豪族の墓地だったようで、私が赴任したばかりの20年前は、表参道や境内に五輪塔の残骸がたくさん転がっていました。それっぽくきれいに配置して、いまに至ります。境内に転がっているものをオブジェに活かして、陽の目をみせてあげることは寺運興隆に繋がると古来より、いわれているからです。

こんな感じに仕上げました。

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五輪塔なのにバラけてあるのは、地震が来たとき倒れても、影響のないようにするためです。三段重ねたものは以前と同じくそのままにしておきました。実はココ。「滴水孔を穿つ」の格言通りをやっているからなのです。三段にして6年くらい経過していますが、長い歳月に落ちた雨しずくのせいで、てっぺんの石には窪みができているんです。

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▲右手のほうは。。。。。五輪塔を北斗七星のように配置しました。三門の袖に近いところはヒメリュウキンカなど半日陰を好み、かつ虫がつきにくい丈夫な植物を入れます。お墓の最北端に再就職した観音さんがここでお使になっていた台座は、ムックとか国営放送のキャラクターに顔が似て面白いので、そのまま活かすことにしました。

こう見ると顔……@■@…⚫️ですが。。。。。

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▲屋根から水が滴るとバシャバシャと音を立てて、つくばいみたいになるんです。「たぬきの学校」でとっておいた水色のタイルが5つあったので、窪みに入れてワンポイントにしてみました。奥の壺はけさ、まさやさんからいただいたもの。壺に雨水を溜めてメダカを育てれば水質はきれいに保ちつつ、三門の箱庭に水を融通することができます。

この箱庭は、五輪塔をオブジェに使っているので「ツワモノどもが夢のあと」。もうひとつは雨や雪が降れば「滴水孔を穿つ」を地で行っているので、考えた結果。。。。。

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作庭したきのうが12月の満月 コールドムーンだったので、箱庭「歳月」と命名しました。日光浴ならぬ月光浴でした。こんなに眩しく明るい月も珍しいでしょう。

広済寺の箱庭は すべて ほとけはみている がテーマです。〜どうげん

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