新お坊さんの智恵袋

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ヨハネ像に会いに行きました!

ご朱印受けのお客様へ

明日は終日境内の清掃です。明後日4/24は午前中に、企業様と新入社員研修の打ち合わせが入っています。春のお施餓鬼もはじまります。必ずご予約の上でのご来山をお願い申し上げます。

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12月14日から始まった大箱庭の魔改造。「ほとけはみている」が全体に流れるテーマで、7つの石を置き、8つめがオブジェ「たぬきの学校」。いまはなき青山学院大学の厚木キャンパスをモチーフにしています。

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▲在りし日の噴水の真ん中には、観音さんを置いてみたてています。f:id:dohgen:20190424162743j:image

厚木から相模原に移転し16年。移転当初は理工学部全学年と文系学部の1、2年次でした。開学記念にマーリーズ先生の講演を聴きに行った2003年以来でしたが、訪ねてみることにしました。

厚木キャンパス閉鎖の頃のようすは、いろんな方がウェブで上げていらっしゃいます。中にはステンドグラスを抜き取られ解体寸前の見るも耐えない無残な姿になったチャペルとか、噴水機能をはずし石ころがむき出しになった池の写真もあります。卒業生の私たちならまだしも、当時、厚木で在学中のみなさんには相当、しんどく学業にも幾ばくか支障があったご様子を感じました。

今回の目的は、厚木から相模原にそのまま移ったものを直接、見ることで、オブジェのリアル化に活かせないか。ということです。

守衛のおじさんに、「卒業生の者です」とお声がけし、許可をいただきました。

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▲ウェスレーチャペル。てっぺんは厚木時代を彷彿させるものの、なぜまわりを四角で覆うのかが読めました。ある程度、礼拝堂のコア部分の建設を先行させ、2003年1月に厚木での後期試験が終わる頃、パイプオルガン、カリオン、ステンドグラスを移転し後付けするための設計だと推測しました。

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▲きれいなステンドグラスとカリオン。でも、かかる事情からカリオンが円錐の方にないということでしょうね。

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ヨハネ像と再会しました!厚木では噴水の真ん中におわしたので、こんなにまじかに見ることになったのははじめてです。池に入ってヨハネ像に触ると、厚木で再履修とかロクなことがないというのは都市伝説でしょうか?

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▲フェンスの向こうには横浜線が走り、季節の花をバックに、鉄道ファンの方には最高の撮影スポットになることでしょう。メソジスト派さんは質素を重んじ、私たちに通じるものがあって。。。。。

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▲芝生に石を配すところは、かつての厚木のG館前の雰囲気もあり、建長寺の方丈・龍王殿の庭にもちょっと似ているような感じでした。

正門からのプロムナードに並ぶ木々は多分ケヤキ。見た感じ、厚木から移設したもののようです。1981年からとなるので38年間、学生を見てきたことになります。関心したことは、雑草避けに木の下はなんとアイビー。厚木の校舎はコンクリートの打ちっぱなしに、アイビーを生やしていたので、それをグラウンドカバーに使う発想。

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境目に若干の草があるくらい。芝生広場では一生懸命、草を引いている職員さんがいらしたし、除草剤は使っていないのではと、仕事柄、思ってしまいました。

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▲これは素晴らしい。広済寺でも活かしてみましょう。

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▲購買会で、本を買いました。最近ではロシア人の方も鎌倉にお見えになるので、やっておこうと思います。いろんなご縁で、卒業後も学校とは繋がっていたのですが、本校のほうだけでした。

2003年頃から、日本も大きな改革がおき様々なものが変わりました。広済寺では、書院を建てるか否かで揺れ動いていました。募財の方法で役立ったのが経済学でのモノの見方と考え方でした。たまたま建長寺掲示板で知った宗教法学会の案内。その会場が青学だったこと。当時のキャンパスの再配置。続いて起こる少子化による経営困難からOBへの支援要請、それに呼応する招待講座や演奏会への参加もあって、地元のカルチャースクールや江戸のど真ん中にある専門学校に通わずして、いまも学びの機会をいただけるのはありがたいことです。生きることは変化の日々。そして進化と逆の入り乱れだと思います。

場所は16km北東になっても、駅ちかになっても、厚木キャンパスの雰囲気がどこかにありました。

厚木に4年間通いました!なかなかない経験です。留年はしていませんよ。〜どうげん