けんちんづくり〜第2回「食のワークショップ」
毎週日曜日は坐禅会。
月なかは「食のワークショップ」。第2回めの今回はけんちんです。
▲ヨシダくんはごぼうを鉛筆削りの要領で刻んでいきます。
▲まさやさんは蒟蒻をフォークで突きまくって、湯呑の口で刻んでいます。
▲これを唐辛子で炒めると豚肉の脂身のような触感になります。この段階でも、ピリコンといって精進ではおかずの一品になります。
▲大根はおてらでとれた辛味大根を使ってみました。
▲葉っぱは炒めてから油揚げと合わせ、大根菜めしにします。
▲おろした大根は腰越のしらすさんと混ぜました。
はやおひるをみんなで囲み、総代さんとはおてらでの一か月の報告会を兼ねたランチタイムミーティングになっています。
夏場にけんちんは初めてつくりました。うまくできましたが、冬のように野菜の甘みがいまいちでないですね。おてらの野菜がないので、買い出しましたが、新鮮なものに出会えません。薬味もゆずや甘いホウレンソウがない。悪くはないのですが、味に幅がないような感じでした。寒い中、ふ^ふ^〜しながらのけんちんにはかないませんね
広済寺ではここ数年で自宅での孤独死、自殺の方のお見送りが3件ありました。孤立、無縁を防ぐためには、炊事、洗濯、そうじなどじぶんの身の回りのことをきちんとやれる力をつけさせることです。その一助となるべく坐禅会を開催しています。
とくに食は大切です。おいしいものを食べると気持ちが穏やかになります。もっとおいしくするにはどうするか。客人にどうしたら喜んでいただけるか。どうしたらその過程を速く、楽にできるか。・・・・・じぶんでいろいろ哲学するようになります。和食のプロ、農家さんのプロ、いろんな方と出会うことで、世界も広がります。
包丁を握れること。使った食器は洗うこと。これも広済寺のスタッフのスタンダードです。そろそろ猛暑がやってきますし、次回はカレーです。 どうげん
撮影はワダくんです。