新お坊さんの智恵袋

どうげんが毎日発信〜きょうの広済寺・住職の予定情報をいちはやく!

Cooking Project

年末になりご挨拶に来られるお客様も多い日々になりました。明日以降、墓地と境内の外そうじに集中し30日に迎正準備となります。ご朱印受けのお客様は必ずご予約の上でのご来山をお願い申し上げます。

 

きょうはクッキングプロジェクトでした。

f:id:dohgen:20181226104433j:plain

f:id:dohgen:20181226105033j:plain

きょうは水炊き。刻みをすませればOKなんです。

f:id:dohgen:20181226112440j:plain

オブジェ「たぬきの学校」がおもしろかったご様子でした。真ん中の小道を出たり入ったりできる回遊式庭園風。岩とか石は和の素材ですが、モチーフにしたのは、いまはなき青山学院大学の厚木キャンパスです。横に細長く伸びる低層式の校舎はとても美しく、神奈川の建物100選にも入っていました。たぬきは私の分身ということでしょうか。

f:id:dohgen:20181226113145j:plain

仏壇を新しくしたりなどで、いらなくなったリン。4つあってどれも違う大きさのものですが、鳴らすとカリヨンみたいになります。チャプレンのスーザンさんには驚きだったようです。めざすところは共通しております。

f:id:dohgen:20181226120546j:plain

ランチタイム。お世話人のタダオおじさんも来てくれました。野菜が新鮮でおいしかったので完食です。

f:id:dohgen:20181226143614j:plain

午後は秦野の山めぐり。今回は震生湖。

f:id:dohgen:20181226144629j:plain

静かできれいな湖。京都の宝ヶ池とか詩仙堂のほうに雰囲気が似ていて、写真をとって、キャプションに「京都にいます」としてもわからないかも。お気に入りの場所のひとつです。

次回のCooking Project は3月開催です。〜どうげん

 

歳末の風景

明日12/26はクッキングプロジェクト受け入れのため、ご朱印受けはお休みです。

↓「たぬきの学校」↓が完成したら、箱庭全体の高低バランスを考え、ほかのオブジェをちょっとマイナーチェンジしてみました。

f:id:dohgen:20181222083219j:plain

いろんなほとけさまがいらっしゃるので、チョット紙芝居。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

観音さん同士で

f:id:dohgen:20181225144212j:plain

「やあ。よかったねえ。明治の廃仏毀釈以来、約150年ぶりにキミの首が見つかったんだから・・・」

f:id:dohgen:20181225144620j:plain

「そうなんだよ!もう諦めてたし、じぶんの顔がどんなだったかも忘れていたんだよね。」

f:id:dohgen:20181225144223j:plain

「それにしても、生々しい斬られ方だね。でっ、見つかったとかいうキミの顔いうか首から上はどこにあるんだい?」

f:id:dohgen:20181225144632j:plain

「教えないよ」

「お地蔵さんもガマも猫も、ダンマリなんてひどいんじゃない?」

f:id:dohgen:20181225144300j:plain

「ここじゃないもん^_^見たっていいよ」

f:id:dohgen:20181225144735j:plain

「みんな冷たいねえ」

f:id:dohgen:20181225144251j:plain

廃仏毀釈でお首を斬られたほとけさんをあちこちで見ることがあります。スッパーっと潔い切り口を見ると、執行は誰なのか。推理小説のようです。広済寺で偶然見つかった観音さんのお首の発見現場は本堂裏の畑でした。昔は築山と池を配した庭園だったようです。庭園なら、後の世になっても和尚ならば作務に入るハズ。だから本堂裏に埋めたのではないかと思うのです。ともあれ150年ぶりの発見は、今年の最大の出来事でした。

六地蔵さんもシャワーを浴びて、新しい前掛けになりました。渋沢のおばちゃんが作ってくれました。

f:id:dohgen:20181225142940j:plain

三門も水攻めできれいになりました。

f:id:dohgen:20181225143000j:plain

普段、余裕がないのか、見る気もないのか、意識しなかったのですが。。。。。

f:id:dohgen:20181225143029j:plain

千社札がありました。

ちょっとだけ 有名なおてらに なったのかもしれない。〜どうげん

今週末のお知らせ&オブジェ完成!

 明日12/23のにちよう坐禅会は通常通りの開催です。24日は諸宗教対話の一環として横浜の教会でスーザンさんのお話を聴きにいきます。26日はクッキングプロジェクトです。ご参加の方は早めにご連絡ください。

f:id:dohgen:20181213125352j:plain

^_^^_^^_^^_^^_^^_^^_^^_^^_^^_^^_^^_^^_^^_^^_^^_^^_^^_^^_^^_^^_^

今月初めからはじめていた箱庭のオブジェ。おかげさまで昨日の夕方に完成しました。

f:id:dohgen:20181222083121j:plain

▲南側からの全景。

f:id:dohgen:20181222083203j:plain

▲北側から見た感じ。

f:id:dohgen:20181222083211j:plain

▲石ばかりで無骨な感じなので、寒菊を添えてみました。

f:id:dohgen:20181222083219j:plain

水仙もお正月頃には咲いてくれることでしょう。

f:id:dohgen:20181222083228j:plain

▲たぬきもいます。

f:id:dohgen:20181222083500j:plain

▲ここはバルコニーと階段のイメージ。

f:id:dohgen:20181222085221j:plain

 ▲テーマは「たぬきの学校」です。

広済寺の箱庭は、境内のあちこちに転がっていたもの、引越を手伝ったときにいただいたもの、よそのおうちでいらなくなったもの・・・・・でつくっています。それが楽しい!〜どうげん

 

 

オブジェ ド アート

今週は大そうじ週間です。

f:id:dohgen:20181220113555j:plain

本堂前の庭。しっかり掃いて、落ち葉と草を取っていきます。

f:id:dohgen:20181220113604j:plain

12月にしては穏やかな日が続いています。陽射しがプリズムを描いていました。

f:id:dohgen:20181220113617j:plain

掃き目のついた境内はとても気持ちの良いものです。

お地蔵さん回りがきょうの予定だったのですが、境内のガラとか石を選別していたらスイッチが入ってしまい、オブジェの手入れのほうが楽しくなってしまいました。

箱庭のオブジェ。

f:id:dohgen:20181220162603j:plain

もとは、カヤがはびこってどうしようもなかったので、境内のあちこちに散らばっていた平石などを並べていたものです。いろんなご縁で、いろいろと面白いモノが増えてきたので12月初頭からこんな感じにつくってみました!

f:id:dohgen:20181220162614j:plain

真ん中は煉瓦ブロックと平石なので、足下に気をつけて、自由に歩っていただいてかまいません。自分的には回遊式庭園をイメージしております。

f:id:dohgen:20181220162640j:plain

カヤは塩でやっつけたのですが、地下茎がまだ元気なので石の重しと塩攻撃がまだまだ続きます。

 

煉瓦ブロック、夢殿みたいな灯篭、無機質な感じの石のイカダ打ち。自由に感じるところでいいと思います。

 

明日も続きをやります。〜どうげん

 

 

外東司と書院〜大そうじ

今週は大そうじ期間です。外の東司(お便所)は、非常時に備えあえて旧式のものを残しています。汲み出して自家処分しています。いつまた計画停電になるかわかりませんからね。田舎暮らしのほうが災害時には強いのです。
f:id:dohgen:20181218100855j:plain

f:id:dohgen:20181218102549j:plain

便器は外して洗剤をたっぷりとつけて洗います。昭和のものはフォルムが美しいと思いませんか?いまではほとんどが洋式の水洗になり、「しゃがむ」とか「すわる」のが苦手になった私たち。辛抱する、もうちょっと深く考えるには、しゃがむとか正座って大切なことだと思うのです。

書院の2階は、先般、お墓の倒壊の被害までもたらしてくれた台風24号以来、手つかずだったので、きれいにしたかったエリア。

f:id:dohgen:20181219101448j:plain

ベランダと窓。何度も洗面器やバケツやジョウロで水を運び、中性洗剤を泡だてて洗い流します。

f:id:dohgen:20181219104342j:plain

奥の間の窓も、屋根に登って水洗いしていきます。平間の丘の向こうには富士山が顔を出していました。

f:id:dohgen:20181219111942j:plain

泡は取りきれないので、窓部分だけはしっかり拭い、ベランダはある程度でおさめておくことにしました。台風が巻き上げてきた海水がとれたので、よかったということにしましょう。

f:id:dohgen:20181219112340j:plain

奥の院かた北の眺め。ご近所の鼠色の瓦屋根と柿の木がきれいでした。ベランダまわりもスッキリしました!

f:id:dohgen:20181219112449j:plain

晦日はお泊りのスタッフもあるので、浴室も念入りに。

f:id:dohgen:20181219141446j:plain

書院1階の客間の窓エリアから右手奥まで、ホースを最大限に伸ばしてジャバジャバと洗い流します。引き続き、中に入って窓とサン、廊下の木の面を全て拭きます。

f:id:dohgen:20181219141512j:plain

f:id:dohgen:20181219144128j:plain

作業中はジャージ、トレーナー、底が減ってクタクタになったボロい革靴です。廃棄寸前のボロ靴でじゅうぶん。どうしても水や泥がハネるけど、長靴を履くほどでもないのでピッタリなのです。もう修行僧ではないので、作務着じゃなくてもいいでしょう!一見、ダサダサのジャージやトレーナーのほうが機動性がいいみたいです。大阪に出た時、船場大人買いしています。

f:id:dohgen:20181219153506j:plain

障子をうまく魔改造した衝立も、この機会だからと張り替えていただくことができました。書院ができてからは畳の間が少なくなってしまったのですが、迎正準備にまた使ってあげようと思いました。

明日はお地蔵さんまわり、ほかの予定です。ガラクタも出てきたので清掃センターにも行ってきます。ご朱印受けのお客様はご予約の上でのご来山をお願い申し上げます。

大そうじはドラスティックに。そして繊細に。〜どうげん

本堂〜大そうじ

きょうは本堂の大そうじでした。

f:id:dohgen:20181217162114j:plain

▲20脚ある3人掛けの椅子を書院に運び出します。

f:id:dohgen:20181217162246j:plain

坐禅で使う単布団も全部出します。押入れの隅々は拭いてから、隙間はガムテープで補修をして、ゴミが入らないように細工します。柱や壁面は手の届く限り、全て雑巾がけしていきます。

f:id:dohgen:20181217162724j:plain

▲内陣の仏具も全部出して、拭いて清めていきます。

f:id:dohgen:20181217100057j:plain

▲末寺の一覧表を切り替えたとき、建長寺さんから送られてきた旧の単票。広済寺は4等地のおてらです。

f:id:dohgen:20181217100045j:plain

▲でも、この票の裏には未定地とあります。たぶんすぐに決まらなかったのでしょう。17代の花島渓山和尚さまの時に、関東大震災や太平洋戦争等、翻弄された時代だったので、降格をしたものと思われます。

f:id:dohgen:20181217163541j:plain

▲本尊さまのおわす厨子。宮殿です。関東大震災にあっても残ったのは凄いことです。欄干から下の部分は、壊れたため使えるところだけを残した感じがうかがわれます。

f:id:dohgen:20181217163911j:plain

▲宮殿は膠を重ねて塗っています。ボロボロ剥がれ落ちてしまうので、トントントンと軽く押し拭き。

f:id:dohgen:20181217164132j:plain

▲宮殿の台座は掃除機と雑巾がけで攻めていきました。

f:id:dohgen:20181217164257j:plain

▲お釈迦様の光背です。

f:id:dohgen:20181217164420j:plain

▲広済寺開創からですから670年くらい前から、おわすことになりますね。

f:id:dohgen:20181217164557j:plain

▲ここ8年は開かずの扉状態だったエリアも思い切ってキレイにすることにしました。

f:id:dohgen:20181217164724j:plain

▲10年くらい前までは、まだ僅かながらに自宅で法事を行なうお檀家さんがいらっしゃいました。おてらに祭壇や仏具を取りに来られ、終わると返しに来たものです。おばあちゃんやお嫁さんや近所の女性は、飯炊きでした。いまでは葬儀はホール。法事は広済寺の書院と本堂で行なうのが普通になりました。隔世の感がありますし、ここ8年くらいで急激に変わったような気がします。

f:id:dohgen:20181217165252j:plain

▲虫の死骸やフンや蜘蛛の巣でいっぱいでしたが、雑巾に犠牲になって貰って、キレイになりました。

f:id:dohgen:20181217165443j:plain

▲左から、昔に自宅で法事をやっていた時の祭壇や敷物や仏具。いまは休止となった稲荷講や不動講の祭壇や巻物のセット。

f:id:dohgen:20181217165714j:plain

▲右側には8月に行われるお施餓鬼の道具、仏具、小型扇風機をまとめておきました。スッキリさせているので、毎年の準備や片付けもラクになっています。

f:id:dohgen:20181217170011j:plain

午後からは外回りをホースで水攻めです。中性洗剤をかけて洗車用ブラシ等でこすって洗い流します。ガラスやサッシのレールも拭いてキレイになりました。長椅子20脚も拭きながら、定位置に戻して15時半終了。おかげさまできれいになりました。

 

明日は本堂西の側溝と外東司(お便所)の汲み取りを予定しています。手を汚す作務になります。ご朱印受けのお客様は必ずご予約の上でのご来山をお願い申し上げます。

 

小さなおてらですが いろんなものがあるので マイ博物館があったらなぁといつも思ってます。〜どうげん

本日12/17より21日まで大掃除です

本日から21日まで、予備日も含めた上での大掃除となります。本堂、書院の中と外をやります。ご朱印受けのお客様はご予約の上でのご来山をお願い申し上げます。

f:id:dohgen:20181216065348j:plain

昨日は12月になって一番の寒さでした。体温が奪われる寒さです。湯船につかっていても足し湯しないとみるみるうちに冷めていきますね。

どうか体調万全に。〜どうげん