外東司と書院〜大そうじ
今週は大そうじ期間です。外の東司(お便所)は、非常時に備えあえて旧式のものを残しています。汲み出して自家処分しています。いつまた計画停電になるかわかりませんからね。田舎暮らしのほうが災害時には強いのです。
便器は外して洗剤をたっぷりとつけて洗います。昭和のものはフォルムが美しいと思いませんか?いまではほとんどが洋式の水洗になり、「しゃがむ」とか「すわる」のが苦手になった私たち。辛抱する、もうちょっと深く考えるには、しゃがむとか正座って大切なことだと思うのです。
書院の2階は、先般、お墓の倒壊の被害までもたらしてくれた台風24号以来、手つかずだったので、きれいにしたかったエリア。
ベランダと窓。何度も洗面器やバケツやジョウロで水を運び、中性洗剤を泡だてて洗い流します。
奥の間の窓も、屋根に登って水洗いしていきます。平間の丘の向こうには富士山が顔を出していました。
泡は取りきれないので、窓部分だけはしっかり拭い、ベランダはある程度でおさめておくことにしました。台風が巻き上げてきた海水がとれたので、よかったということにしましょう。
奥の院かた北の眺め。ご近所の鼠色の瓦屋根と柿の木がきれいでした。ベランダまわりもスッキリしました!
大晦日はお泊りのスタッフもあるので、浴室も念入りに。
書院1階の客間の窓エリアから右手奥まで、ホースを最大限に伸ばしてジャバジャバと洗い流します。引き続き、中に入って窓とサン、廊下の木の面を全て拭きます。
作業中はジャージ、トレーナー、底が減ってクタクタになったボロい革靴です。廃棄寸前のボロ靴でじゅうぶん。どうしても水や泥がハネるけど、長靴を履くほどでもないのでピッタリなのです。もう修行僧ではないので、作務着じゃなくてもいいでしょう!一見、ダサダサのジャージやトレーナーのほうが機動性がいいみたいです。大阪に出た時、船場で大人買いしています。
障子をうまく魔改造した衝立も、この機会だからと張り替えていただくことができました。書院ができてからは畳の間が少なくなってしまったのですが、迎正準備にまた使ってあげようと思いました。
明日はお地蔵さんまわり、ほかの予定です。ガラクタも出てきたので清掃センターにも行ってきます。ご朱印受けのお客様はご予約の上でのご来山をお願い申し上げます。
大そうじはドラスティックに。そして繊細に。〜どうげん