広済寺の食育発信〜大根
大根もそろそろ終わり。じっくり煮込んで、「カブちゃうの?」と思うくらいに化けさせます。バターで焚いたり、カレーやすき焼きや鍋焼きうどんの具にして、いただきました。
皮は刻めば、パエリアやカレーの具になります。
葉っぱもおいしくて、細かく刻んで塩揉みすれば、カレーのときの福神漬の代わりや、さっぱりとした菜っ葉めしにもつかえます。大きめに刻めば、焼きそばのときに、キャベツの代用にもなります。
天ぷらにすると、揚げたてはポテトチップスみたいな食感になります。このヒントになったのが、横須賀での出来事でした。ベースの方々に、大根菜っ葉めしを紹介したときのこと。「コレってアスパラ?」といわれたのです。硬めのシャキシャキした食感ならば、あげればもっと化けるハズ・・・そうして考えたのが、大根葉の天ぷらでした。
大根には捨てるところがないのです。
広済寺では、食育の一環として、個別に精進料理の体験も行なっております。肉、魚などナマグサ一切なしも、ちょっと使ったとしても、心をこめて作ることが精進につながります。毎日の食生活。考えるだけでも大変なときもあります。体験クラスでヒントを見つけてみませんか?
絵と文 どうげん