ブログ棚経

7月盆先のお檀家さんへ

おはようございます。

きょうから15日までは7月盆です。

本来ならばこの3日間で横浜、東京など遠方をお経で回るのですが、告知の通り、今夏はCovid-19のため、7月、8月ともに全面中止とさせていただきました。てらにはおりますので、ご相談等ございましたら、住職携帯までご連絡ください。

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朝課に引き続き、棚経のお経を厳修しました。

お檀家さんにおかれましては、先日お届けした▼おふだ▼をお仏壇にお供えしていただきたくお願いを申し上げます。

▲疫病退散鎮除祈願のために、広済寺の本尊さま、千手観音さま、開山さまを描いてみました。もう一面がご先祖さまへのお祈りのことば、えこう(回向)です。

▲最初にお読みするお経が大悲呪(だいひしゅ)です。千手観音さまのありがたいことばを集めた呪文になっています。

▲次が開甘露門(かいかんろもん)。施餓鬼とも呼びます。通常のお勤めでは、通して平坦な感じに読むのですが、お施餓鬼では三遍返しとなり声明のような感じになります。棚経では、おうちの仏様をきれいにお飾りし、おうちで小さなお施餓鬼を行なうということなのです。

お施餓鬼とはお檀家さんにお集まりいただき、部内の和尚様20名近くの皆様の読経のもと、各家の先祖代々の供養はもちろん、戦争や天災で亡くなられた方々、すべての御霊に祈りを捧げる法要です。

▲昨年の広済寺のお施餓鬼のようす▲

この2つのお経をあげて、回向をよんで、お茶をいただきながら、お檀家さんからいろんなお話を伺っているのが7月盆の棚経です。

6月にはスーパーやホームセンター、伊勢原や秦野のあたりですと農協の直売所にも、お盆のお飾りコーナーがお目見えします。みなさん、こんな感じでお飾りしています。

ご先祖さまへの気持ちをこめて、懇ろにお飾りします。おてらでやるお施餓鬼の、おうち版です。「仏事！」というと、凄く身構えてしまう方もいらっしゃるのですが、ハロウィン🎃👻とかクリスマス🎄みたいに、お飾りを楽しくやっても、いいんじゃないかなと思っています。

動画よりも　さっと読めるのが　いいのかも。これもリモートのひとつ。〜どうげん