おいしいお彼岸 おいしくないーーー
ご朱印受けのお客様へ 春彼岸も後半になりました。お檀家さんとの打ち合わせ等、入ってきております。必ずご予約の上でお越しください。アポなしでの筆耕依頼は全てお断りしております。皆さまのご協力をお願いします。
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お彼岸といえばお墓まいり。お檀家さんやご親戚のみなさまの動きにも独自の傾向があり、列車の種別による停車駅みたいにパターン化できます。
①入り前日までの数日間〜お彼岸の前は雨が多いので、雨を避けて、墓地のそうじに来られます。ということは、それよりもはやくおてら側で、墓地の除草等に入ることになります。
②入り〜門前のお檀家さんは多くが本家さん。これからの一週間で親戚がやってくる前に、墓地をきれいにし花と線香をお供えします。おてらには日々のお墓守りの感謝としてお付け届けをします。入りが第1のピークです。
③2日目 3日目 平日にかぶってしまうと墓参と付け届けはまばら。でもお中日までには済まそうという傾向が見られますね。
④お中日 本家さんには親戚が訪ねてくるので、みなさん連れ立っての墓参が多いです。もうめいめいのお墓にはお花が上がっています。入りの前日頃にあげたお花を、新しいものに取り替える頃でもあります。付け届けでのお参りは第2のピークとなります。
⑤5日目以降彼岸明けまで 墓参に来たとしても、親戚や縁ある方々で、付け届けでのお参りはほぼない状態です。諸般の事情で来られなかった施主様は僅かにあったとしても、お墓にはすでに花が上がっている状態です。逆に花も上がってないと、かわいそうなおうちということになってしまいます。おてら側は順次、枯れたお花の撤収になります。
ということは・・・・・
お中日の午前中までが、ほぼほぼ墓参のピーク📈で、あとは来ないというグラフ📉になるのです。できることならばお中日よりあとの曜日が月火水、火水木、水木金と平日になったほうがおてらはラクなのです。あとが平日ならば、おてらに来る性向が限りなくゼロに近づくので、別のしごとをするのが容易になるからです。逆にあとに週末や休日モードが続くと、ダラダラということになります。
今回のお彼岸はお中日が金曜日。それよりあとは、土、日が続きますから、どうしても、休日を当て込んだ墓参や付け届けが出てくる。つまりは次のしごとに移りにくいということになります。ことしの秋のお彼岸は、受け入れるおてら側としては、大変においしいパターンになると言えるかもしれません。
お檀家さんのみなさんの勤務の関係や、今回のような新型コロナウイルス対策による出控えと言った予期せぬ要因もあります。また、お彼岸は風雨にたたられることもあり、一概には言い切れませんが、上記のような大まかな傾向があることは確かです。
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ごみを回収していたら、以前、付け届けのノベルティーとしてお渡ししていた建長の箱を発見。いまは私のデザインした広済をお渡ししています。
▲もつものですが、どんどん使ってくださいね。
歴代さんと先の寺族さんの墓地のお花もきょうで交換です。
仏花だけだとちょっと寂しいので、野花を足してボリュームアップしています。
▲八重の水仙を足しました。色が濃くてきれいです。
▲うちの人はあるんだろうけれど、誰も来ないお墓さん。お彼岸やお盆にはおてらでお花を捧げます。
▲お隣さんでお地蔵さんが笑っていました。
やっぱり「ほとけはみている」。広済寺のお墓のメインテーマ〜どうげん