箱庭
おはようございます。久しぶりのよいお天気です。カラっとした秋の風に金木犀のほのかな香り。いい1日にいたしましょう。本日のご朱印受けは15時迄です。11時台にご予約の方があります。事前のご連絡をお願いします。
広済寺では、お墓のあちこちを箱庭にしてあります。中には、大きなのもあって箱庭とは言えないのかもしれませんが、通称、箱庭です。
▲昔のかまどの割れたのをそれっぽく置いています。非常時にはお米が炊けます。信楽焼のたぬきはタダオおじさんにいただいたもの。中が空洞で風で飛んでしまうので、かまどを住まいにしています。
石仏は、どれも、無縁塔や境内に無造作に置かれていたものなんです。
▲素焼きのポットを買ったものの、使い道がなかったので、台座にしました。
▲無縁塔の場所で、割れていたかわいそうなお地蔵さんも、広い庭に引っ張りだしてあげれば、いい感じです。
▲「あ〜あ・・・・・・」と言っているような観音さま。
▲その正面には、首が飛んでしまった観音さま。明治時代の廃仏毀釈の影響でしょうか。
▲江戸開府まもない頃にできたお地蔵さん。伊勢原駅の方から、いらしたお客様を出迎えてくれます。
▲畦畔には小さな観音さま。
▲ミント園のお地蔵さん。半身がないのですが、みどりに囲まれて元気そうです。
▲境内で死んでいた蛇くんと猫のれーなが眠る、水神の庭。どれもスピリチュアルないきもので、水と金運を司るものはここにおまつりしています。
▲南部鉄器の鉄瓶は、丹沢そばさんの旧社屋の片付けのお手伝いでいただいたもの、白い陶器はお檀家さんが置いていった四十九日までの後飾り用の香炉、招き猫の置物は「おばあちゃんの遺品ですがお寺で供養してください」とお願いされたもの。
招き猫は、れーなの墓誌がわりになりました。
あるものを活かすのは、建長寺派の知恵なのかもしれません。
Something from nothings.〜どうげん