通り雨の作務
台風の名残りの影響で、時折、通り雨が降ってきます。
昨日は気圧の変化についていけず、体調がイマイチだったのですが、きょうは打って変わって、作務日和を楽しむことができました。草取りをしながら、見つけた小さな苗は、畦畔に植えて草避けがわりと根を張らせて、大雨の時の地盤の崩落を防いでいます。昨年の台風時期に植えた苗も、逞しく育っています。
手間の掛からない植物が好きみたいです。〜どうげん
コロナ禍での年回忌&模様替え
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COVID-19の感染防止を考え、年回忌のやり方が大きく変わっています。8月30日に、かわらばんでご紹介したように、広済寺では合同供養と法事の2つの方法があります。
▲コロナ禍で多くの方が、年回忌そのものを見合わせるか合同供養で行なうようになりました。施主様ごとに個別に行なう法事は、納骨を伴う四十九日と一周忌くらいになりました。
土日を合わせるとひと月に8日前後となりますが、今まで4〜5回はあった法事がほぼ全部なくなっているのです。運営上しんどいため、接待とハウスキーピングは、5月より、きほんワンオペに切り替えています。
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玄関では手指の消毒をお願いしています。コロナ禍以前は、だだっ広く使っていた玄関ですが、かんたんな待合ができるように模様替えしました。
大きな変化は人数が極端に少ないこと。きょうのお客様は一周忌で5名です。間をあけることも考え、念のためテーブルは二川(ニセン)のご用意で対応しました。コロナ禍以前だったら一周忌といえば20名前後で、ケータリングも入りましたから、書院の大広間はフル回転でした。それがいまはご覧の通りです。
▲マスク姿で、湯呑み出しをすると、非常に敬遠されるお客様もあるので、原則はペットボトルの伊右衛門にしています。▼
▲カートンで買うと、かわいいタオルがついてきます。
★お経は本堂でやります。
三人がけの椅子を一人で使っていただくことで、社会的距離を取ります。コロナ禍以前は、後半でお客様にもお経を一緒にお唱えいただいたのですが、飛沫を考え、なしにし、私が通してやるようになりました。
お昼をおてらで取らなくなったので、和食の料理屋さん、仏事のケータリングさんも大打撃。ほうぼうでお店が取り壊されたり、別業種になっていくのをマチで見かけるようになりました。
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この流れは向こう1、2年は変わらないでしょう。万が一、オリンピックが再び、江戸で開催できないとなれば、今夏と同じことが、繰り返されます。振り返ってみましょうか?
海開きがなかった。かえって海の事故が危ぶまれた。
プールが閉鎖された。
大学のオンライン講義はお盆の頃までやっていた。
学校の夏休みが短縮された。
お盆にお坊さんが回って来なかった。
親戚同士でもお盆の行き来をやめた。
お施餓鬼ができなかった。
帰省がためらわれた。
エトセトラ⋯
新しい生活様式になれば、おてらの動線も変わるので、模様替えに入っています。
私のしごと道具。事務集中課になったり、ご朱印があったり、絵を描くこともあるので、アナログの道具だけでもこれくらいになっちゃうんです。
リストラで、店舗の統廃合をする感覚でやっています。
コロナ禍とつきあいながら 経国済民 ということは
とらわれずに 変えるしかないってこと。
今回ばかりは コロナ禍以前の方法のままで居ると
遅れるだけでなく 他への影響が 大きくなると思います。
決めたらはやいのは〜どうげん
広告の絵
沖縄と九州を直撃する台風が心配です。現地のみなさま、避難や備えに奔走されていることでしょう。どうか安全第一にお過ごしください。ご無事をお祈り致します。関東も人ごとではありません。
なぜって、私も台風にはもう祟られっぱなし。おととしは、
▲ウチで管理している賃貸墓の外柵が、新幹線並みの強風に煽られ、下隣のお墓の石塔を倒して弁償。
▲お檀家さんのお墓でも墓碑が強風に煽られ、瓦煎餅のように割れました。
昨年9月の台風では、鎌倉、横須賀、三浦、千葉も大打撃。忘れていませんか?あの悲惨さを。
広済寺では、三門が倒壊しそうになるまでに傾き、復旧大工事。お口の悪い🤭方は、冗談半分に、「アンタのふだんのおこないが悪いんだろ」とか⋯そんなんじゃないんです。
広済寺から南のほうでも、三門が丸ごとバックドロップしています。海から平塚の平野部をつたわって、風を巻き上げて、途中にアリーナ状の農地や小高い丘があると、とてつもないGが風速に掛かり被害が出るのです。今回、九州を縦断する台風は時速300kmですから、さらに酷いことが想定されるのです。決して他人事ではないです。もう懲りたので三門と鐘つき堂にも保険を掛けています。
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これとは別件なのですが、寺院向けの生保と損保の代理店をスタートさせたミキオさんから、保険の紹介につかうおてらの絵を頼まれていました。7月の案件でしたが、お施餓鬼とお盆のコロナ禍に伴う変更もあるので、8月いっぱいの猶予をいただいておりました。
今回は2作目。どんな風にキャプションが入るのか、楽しみです。モチーフはもちろん広済寺です。
繊維会社のコピーみたいですが、
ご朱印だけじゃない。〜どうげん
お茶を飲んでる仏さま
おはようございます。
▲書院におわす開山さんの帰山光一禅師大和尚さまのお像です。朝日が差しこんで、きょうも爽やかにお目覚めのようです。
7時台に朝課をやって、仏さまのお茶を取り替えます。毎日のことなのですが、
たまに不思議なこともあります。
お茶が減ってるんです。
輪じみが残っているでしょう。頻繁にこういうことがあるので、あえてハイターを使わず輪じみを残しています。その線までお茶をあげるようにしているのですが、異様に減りが激しいことがあるんです。
▲特に減るのはせんじゅさんところの2つ。
いまに始まったことではないんです。まだ修行の身だった頃、お茶を取り替えるのは私の役目でしたが、物故してまもない方の白木の位牌へあげたお茶だけが、やけに減りがはやいのです。
昔、古老の方は、「ほとけにあげたものは、ほとけが召し上がるんだろうから、まずくなる」なんて笑いながら言ったものです。亡くなった妙楽寺の先代、敏昌和尚さまが「ほとけは喉が乾く。だから必ず朝課とお茶を欠かすな」と言っていたのを思い出します。ゆえに朝課がやむを得ずできないときは、前日にほとけさんへ低頭。つまり、ごめんなさいをしなさいと、おてらの中には能書きがありました。「そんなの迷信だよ」と一蹴もできないんですよね。経験した者としてしっかりと私が伝えていきましょう。
ということで実験。昨日からきょうの様子です。
昨日の朝、お茶を表面張力いっぱいにします。
24時間後のけさ。
▲ちょっと減ってるかな?単に蒸発しただけ。でも、たまーーーに、減り方が極端な時があることは確かですね。
きょうも表面張力いっぱいにしてあげてみました。
お茶の水分が蒸発する。ほとけさんが飲みに来る。両方だと思います。だから毎日、たくさんお茶をあげましょう。
いろんなことがあります。 なぜって おてらだから。〜どうげん
泳ぎ納め
台風の影響で関東もこの夕刻から、暫く雨模様です。コロナ禍のため神奈川県内のプールは休場するところが大半でした。秦野市のプールは、8月いっぱいと9月初旬までと期間の短縮と入場定員の500名までを守るという条件つきながら、やっていたのです。入場前に問診票への記入と手指の消毒がありました。
外気温は36度。赤トンボやシオカラトンボが舞っています。
▲丹沢の山並みには大きな入道雲。
監視の方によると、7月オープンしてもいいように準備だけは進めていたそうです。そういえば6月のギリギリまで、プールをやるか、やらないか、待ったものです。秦野市には海がないので川となります。もしプールをやらなければ、子どもさんの川での事故も考えられるので、8月からだとしてもやってよかったと思いました。私も、暑くてどうしようもないときは、しごとは早朝にして、日中は泳ぐのを例年の動きにしていたので、助かりました。もし、プールがなかったら、ライフバランスが崩れたことでしょう。
プールは明後日9/6までの営業。でも雨だから、きょうが最後でしょう。泳ぎ納めとなりました。
監視さんへの最後のご挨拶は「よいお年を」
来年はコロナ禍がなおって、7月1日に「プール開けましておめでとうございます」と言えますように。
〜どうげん