お彼岸の塔婆の書き方
こんにちは😃
きょうは冷たい雨。冬に逆戻りですね。
お彼岸前ということもあって、朝から仏事や供養の相談が電話で多い一日でした。かわらばんを出しているので、
「そう言えばウチも⋯」
となり、リマインド効果があるのかもしれません。とまれ、外の作務はできませんから、中しごと。
お彼岸の塔婆は、ご当家先祖代々でと、お戒名でとの2通りあります。
先に書いたのは左の「鈴木家先祖代々」のほう。毎回、旦那さんとお父さんにとお戒名でお供えするお檀家さんがあります。さっきお申し込みとなったので、左をきほんにし、ピッチを揃えて書きます。種類は違うと言っても、あまりにも間隔に差があるとお墓で目にした時に、見映えがよくないからです。
▲旦那さんのが右の塔婆。コレをきほんにして左に置いたお父さんのを筆耕していくのですが、まだ墨が乾かないので⋯
▲左のは、ひっくり返して、年と月から書きます。
乾いたら、また表を出します。先に書いたほうをきほんにすべく左に置き、ピッチを揃えて筆耕していきます。
▲こうなりますネ!そうしたら、左のほうをひっくり返して⋯
▲年月の面を出します。空欄を令和三年と月の漢数字を埋めるだけだから、お手本がわりの右のほうはもうハズしてしまいます。
▲ピンにして書いていきます。乾くのを待って完了です。
文字がピッタリ揃っているし、まあ書いているのは私なので、ほぼほぼ同じ字体になります。
でもあんまり綺麗なので、みなさんが昔、テレビ番組で見た印象と被り、
「どうげんもテレビでやってたのと同じだ。アイツはキカイで塔婆を書いている」
「最近は手書きでなくキカイでやっちゃうんだってさ」
という都市伝説になるみたいです。こたえは、タネも仕掛けもなく、単に手書きです。が、よしにつけ悪しきにつけ、思い込んでしまうと⋯なかなかご理解いただけない⋯ことがもう何年も続いています。
どうやって書いているのか?お檀家のみなさんは興味津々みたいです。
「書いてるとこ見てく?」
「見たい。見たい。」って言いますネ。
好奇心は止まらない もっともっと 知りたい lyrics by 永井真理子〜どうげん