新お坊さんの智恵袋

どうげんが毎日発信〜きょうの広済寺・住職の予定情報をいちはやく!

土曜読経会&にちよう坐禅会のおしらせ

広済寺の毎週末は、土曜読経会とにちよう坐禅会です。今回も通常通りの開催となります。どちらも、8時15分集合。玄関より、おあがりいただき、本堂で受付(ご記帳と冥加金500円のお供え)をお済ませください。8時半より開始です。

読経会〜朝のおつとめを、全行程でおこないます。臨済宗のお経の音やリズムの美しさを体験してみましょう。

坐禅会〜般若心経、消災呪、本尊略回向をよみます。これができれば、霊場や札所めぐりのときに、ご本尊様のまえで、お経と回向がじぶんでできます。坐禅論の冒頭の部分を、大きな声で素読してから、坐禅に入ります。からっとした風、古い本堂から香る湿気を含んだにおい、ズックが踏む砂利の音、新緑の匂い、小田厚を走る車の音・・・いろんなものを感じつつ、とらわれないですわってみましょう。
9時からは書院に移動し、英語の素読です。swing out sisiterの「バンドからのメッセージ」は、19くらいのときに、「なんてきれいな英語なんだろう」と手元にとっておいた英文です。ちょっと感覚的で、韻を踏んでいて、言い方がおしゃれなので、教材にしています。swing out sisiterといえば、breakoutですが、中央フリーウェイもカバーしています。メンバーさんは、中央フリーウェイのほうがしっくりきたみたいです。
さて。学校ではつめこみはするのだけれど、覚えたものをはきだして、使えるようにすることってほとんどないと思います。わたしのやりかたは、
・英語っぽくよむ。
・えんぴつを握って、じぶんのちからで、聞き取れた音を書いてみる。
・訳してみる。
です。
素読で、音のかたまりが意味のかたまりであることをつかみます。精読を繰り返し、覚えた表現から、自在に組み替えられる力をつけていきます。単語の入れ替え、単数・複数の区別、現在・過去・未来・完了、おかざりのからくりなどが自由に操れるようになれば、英語は通じます。このためには、日本語を使っての表現力も必要になってきます。メンバーさんは、駅やまちでみかける英語の看板も、わかるようになってきたようです。
最近は、ネットが発達したせいか、カラオケにしても、「この曲、ネットで歌詞をみてないから、まだ歌えない」という若い方がいます。残念なことです。昔は、いいなと思ったらとことん聞き込んで、体感で覚えていったものです。お経、ポップやクラッシック音楽、楽器、標準語、方言、外国語・・・・いろんな音に、日ごろから慣れ親しむというのは、最高の頭のトレーニングだと思います。
17日は大ドリル大会です。Don't be panic. It's a drill.