セダムの庭①〜水神
2017年5月25日付記 当時は草避けのために増やしたセダムですが、異常な繁殖力をもち、あっという間に広がり景観を乱します。いまでは絶滅の方向で動いていますが、一向に減りません。セダムは庭のグランドカバーには不向きです。
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お墓の坂をあがっていくと。。。。。
△こんな箱庭があります。テーマは「水神」です。
△鉄瓶のウロコは蛇をあらわしています。
△かわいい龍が顔をのぞかせます。
△ミントの森。
△セダムの草原。香炉の水は、湖でも池でも水たまりでも感じるままにどうぞ!オアシスをあらわしました▽
△鉢は真ん中にタイルを置いて、つくばいや井戸を見立てました。
△鉄瓶、鉢、香炉、手水鉢など水に縁があるものを並べてみました。深い山々に水が湧き、水神が守ります。
〜★水神の庭になったワケ★〜
2011年の秋のこと。書院の給湯器の下に、マムシくんが死んでいました。
「警戒深いのにどうしてこんなところで死んでいるんだろう。電線やファンに触れて感電でもしたのかな?」
とかわいそうに思い、ここにいけてやりました。蛇は水とお金を運んでくる化身です。水とお金が絶えないよう祈る塚にしました。
〜★オブジェはガラクタ?!★〜
石仏は無縁墓に埋もれていたもの。鉄瓶は友だちの家の解体の片づけを手伝ったときのいただきもの。白い手水鉢は、まえの庫裡の東司で使っていたものです。昭和っぽいカタチがきれいだったので捨てられませんでした。湖になっている香炉や鉢と玉ねぎみたいな擬宝珠は、お墓のあちこちに置き去りにされていたもの。龍の置物は今年の年始でいただいたもの。・・・と。すべてあるものでつくりました。
〜★日々のお手入れ方法★〜
毎日1回は水をやります。10リットルのじょうろに2杯分です。香炉・鉢・鉄瓶の水は取り替えます。雑草に気づいたら抜きます。カンタンな作業ですが、和みますなぁ。
〜★エピソード★〜
△元々は花壇でした。りゅうのひげが強くなりすぎたのでガーベラなど主にしたい花が負けてしまうので、セダムを増やしてきました。植木鉢を置くことで、りゅうのひげの徒長を抑えることができます。鉢にはみそはぎを育てています。7月盆のときに横浜や東京にお住まいのお檀家さんにわけてあげる予定です。
じぶんが描く庭のイメージと元々ガラクタだったものが、しっくりくるまでには、何度も考えます。「どうしたらこのガラクタを生かせるか?」・・・すると縁が結ぶのかのように、描きたいイメージとドンピシャになるのです。それが楽しいんですね。いまはセダムも、ほきてきて、なんともいい感じになりました。夏までには、ぜんぶがみどりの草原になることでしょう。 どうげん