新お坊さんの智恵袋

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はがきのおはなし

 はがきは50円で日本全国に届けることができる優れものです。よく「官製はがき」と呼びますが、いまは民営化になったのでこの呼び方はちょっとへんですよね。正確には「郵便はがき」というのだそうです。「官製〜」というのはテレビ局がクイズの応募などの際に、使い始めた言い方なのだとか。
 はがきはおてらさんや檀信徒の方々との連絡に欠かせないもの。慎重にやっていても間違ってしまうことも多々あります。でも5円で交換できます。交換するときははがきだけでなく、同じ金額分の切手にすることもできます。
 一度に100とか200とかはがきを発送するときは、あて名ラベルを貼っています。データ処理して、打ち出して、貼って、郵便局にもって行きます。他にも小包とか発送するものがあって、遅い時間になるので本局に持ち込みます。ところが数日して、出したはずのはがきが数枚、戻って着てしまうのです。あて名ラベルがはがされ、「あて名不明」と付箋がはってあります。じぶんの貼り忘れ?とも思いましたが、そんなはずはありません。貼り忘れなら、ラベルのかすをゴミ箱に入れる際に分かるはずです。
 本局に持ち込まれた場合、いっせいにキカイにかけローラーにかかる。そのとき郵便番号を認識する装置で熱がかかり、何かのはずみでラベルがはがされてしまうためだと考えています。個別に10枚程度をポストから投函したときにはこういうことにはならないからです。ですから、大量に出すときは窓口でなく分散してポストから出しています。ともあれ、人間のやっていること。多少のことは仕方がないでしょう。
 じぶんのこだわりとしてパソコン処理したはがきを発送するときは、むこう数日は雨予報がないときにしています。せっかく印字したものが雨でだめになってしまうからです。 

 はがきは絵を描いたり絵をかくとき、空や海、ひかりの感じを表現するには最適です。書き間違いをしても5円で交換して、また描く。作品はデータで保存し、エクセルで自在に取り込む。わたしにとってはアナログとデジタルをつなぐ大事なツールになっています。

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