観音さんのお顔を偶然発見!
明日12/9は8:30〜9:45 にちよう坐禅会。13:00〜14:00は門前のお檀家さん宅で仏具の開眼供養の予定があります。ご朱印受けのお客様はご予約の上でのご来山をお願い申し上げます。
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広済寺の墓地には、あちこちに箱庭があります。平成11年にここにやってきた頃、境内に古い墓石や石仏が転がっていたので、箱庭の主人公になっていただいたのです。建長寺の僧堂の奥には、きれいに並べられた石仏がありました。先輩たちが転がっていた石仏をそれらしい形にしていたと聞いたことがあります。それに倣っています。庭師の北山先生によると、そうした石仏が日に目を見ることになりとても良いことだそうです。
日が落ちるのが早いので、片付けを済ませ、何気なく墓地のほうへ足が向いたとき、石にしては、トンガっているものがありました。
観音さんのお顔です。洗ったら、なんとも穏やかな美しいお顔があらわれました。
首の断面が右から左へスパッと斬られた感じ?もしかして。。。。。
そうなんです。廃仏毀釈で、故意に斬られたとおぼしき観音さんの胴体とドンピシャなのです。明治の初めに斬られたので、150年ぶりにおカラダがもとに戻ったというわけです。
このまま置いて差し上げたいのですが、心無い方が持って行ったり、羽根が生えてどこかへ旅立つのでは残念なので、暫時、かくれんぼをしていただくことにしました。
きょうは日差しがあるものの風が冷たい一日でした。午前中は寛永通宝が落ち葉に紛れていたり、夕方には観音さんのお顔の発見。これまでにも、江戸時代や昭和の戦前期の古銭を見つけることはたまにありました。2度あることは3度ある。さて、次は何が来るでしょうか?
作務で始めての大発見。〜どうげん