塔婆のかきかた〜4/7編
おはようございます!
①本日のご朱印受けは15時までです。13時台に法事の打合せが1件あります。ご予約の上でのご来山をお願い申し上げます。きょうは一日中、塔婆かきとなっています。
②明日4/8は降誕会、花まつりです。建長寺でお話しとみなさんのご案内となります。広済寺は終日不在となります。にちよう坐禅会もお休みです。ご了承ください。
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みなさんがとても気になる、塔婆のかきかた。過去ログへのアクセスも多いトピックです。
▲広済寺の塔婆は、おもてもうらも、じぶんの字でプレ印字されています。来年から元号がかわるので、わかり次第、原版を変えなくてはなりませんね。
▲裏書き:数字の部分だけを筆耕します。お申込みになる塔婆の数がわかっているときは、先にその本数分の裏書きを先にします。数がわからないときは、数本だけ裏書きしておきます。月の数字から5ヶ月経っているものは、お墓のそうじのときに回収しお焚き上げします。
▲おもて面の1本をかいておき、これをきほんにします。乾いたら、文字を横に合わせてかいていきます。かき終わったところには、申込書に筆でチェックを入れていきます。これが、タネ明かしなのですが、なぜか、 みなさん、「そんなはずがない。絶対にキカイでやっている」というんですね。なぜだろう?
▲だいぶ書けました。書院のテーブル1台に10本おけます。習ったわけではないのですが、隷書っぽい字だとよく言われます。
道具はコレです。
▲硯はもう17年くらい前に、車で東北を回った時に、瑞巌寺さんの門前のお土産やさんで買ったもの。6,000円くらいでしたが、カタチが気に入って毎日、大切に使っています。筆は塔婆専用の塔婆筆。ふつうの筆だと穂先が割れたり、毛が抜けてもたないのとコシが弱いので、塔婆筆です。
墨汁は、墨の華。以前は塔婆専用のものを使っていましたが、ダマになりやすいので、こちらに変えて久しくなります。表札の筆耕にも対応可能です。以前、お檀家さんから、滑落事故で亡くなったお子さんへの慰霊供養のさい、現地でお札に名前を書いてお供えするとのことでしたので、塔婆筆と墨の華を差し上げたことがありました。ペット霊園さんでも、動物に塔婆をあげたいんだけど、どの墨汁がいいのかわからないというので、使っていただいたこともあります。
そうそう。ご朱印帳への筆耕も、この墨汁です。塔婆のかきかたは、アクセスが多いので、いまのやり方を取り上げてみました。
筆のある生活。〜どうげん