新お坊さんの智恵袋

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坂東三十三観音めぐり〜せんじゅさんのご縁

書院千手閣の落慶式と特別拝観も無事におわりました。たくさんの方々にお参りをいただきましてありがとうございました。さて、15〜16日は、伊勢原市仏教会主催の坂東三十三観音めぐり。引率をお手伝いさせていただきました。

吉見百穴安楽寺さんの仁王像

▲本尊さまの前で般若心経をお唱えします。

安楽寺さんの三重塔

▲植栽と苔の見事な境内。落ち葉をかき集めて、土に返していました。参考になります。
バスは次の目的地、正法寺さんへ。

▲谷間の本堂にお参り

▲カワイイ感じの正法寺さんの仁王さま▼

ときがわの慈光寺さんは、山深く、紅葉が進んでいました。

▲100以上の階段を上がっていきます

▲般若心経を唱えているうちに、雨がぽつり〜と落ちてきました。

▲鐘楼にあった説明文です。雲水のとき、寝る前のお経の際、かねつきの当番になると、これとほぼ同じものをよんでいました。

伊香保に投宿した翌朝、水沢観音へ。巡礼ということで特別に堂内の拝観をさせていただくことができました。

▲埼玉、群馬、栃木のおてらさんの特徴。その1は、「りっぱな彫り物」。日光で活躍した彫り師が江戸への往来のなかでつくっていったものです。

▲その2は、おびんずるさんがあること。みなさんの願いを一心にかなえてくれます。

▲水沢観音さんの六角堂。ぐるぐるとみんなで回して祈願します。

途中の休憩でこんな看板に出会いました。

▲これならどなたが見えても、いちばん無難で分かりやすいですね〜。
高崎に入って、長谷寺さんへ。

▲彫り物ときれいに掃き清められた境内が印象的でした!

▲無縁塔の札。お忙しい中、一生懸命、ご朱印のお接待を受けてくださいました。感謝申し上げます。

北関東自動車道を抜け、桐生の織物センターで休憩です。


▲織機です。時代が過ぎましたが、この技術が精密機械に応用されて、ゲームやPCや遊戯道具になっています。桐生といえば、太くて腰のあるうどん。お昼はここでうどんをいただいたのですが、お蚕さんの桑の葉を混ぜたみどりの麺でした。

石灰ロードをひたすら進んだ奥に、最後の巡礼地、満願寺さんがあります

▲石灰を積んだトラックと狭い道を譲り合いながらバスが進みます。窓を閉めていても
口の中がイガイガしてきます。雪が降ったように真っ白です。




満願寺さんにある大きな石仏の千手観音さま・・・今回の巡礼では、ほとんどのさきが千手観音さまでした。広済寺の書院のご本尊も千手観音さま。この9年間、数々の出向はありました。しかしながら、普請もあって、いつもなにかっしら考えているばかりでした。
いまにして思えば、こうして、ゆっくりと、じぶんと向き合いながら、巡拝することは多分、できていなかったのではないでしょうか。せんじゅさんがくださったご縁のように思いました。
 ご参加いただいた伊勢原市仏教会のおてらさま、お檀家さんありがとうございました。添乗で事務方でご尽力いただいた東武トラベルの大津さん、神田交通の三宅さん、小原さんに感謝申し上げます。来年も、巡礼の旅は続きます。