墓地改修工事安全祈願回向
こんにちは。きょうは午後から墓地改修に入るお檀家さんの工事安全祈願回向をしました。お経をあげて石塔の魂抜きをし、遺骨のお引越しと、お墓の工事中の無事を祈ります。
雨が本降りとなってきたので石材店さんがテントを張ってくださいました。お線香とお花を供え、家族の方と一緒に、お米・塩・清酒・水を四隅に撒きます。それからお経となりますね。
出骨です。今回の工事でカロートも大きくなるので、全てのご先祖さまに一時移転をいただきます。行き先は広済寺の仮納骨墓地「せんじゅ」です。
▲ジャスコのカゴに、紙や布をかませてクッションにして運びます。私の車に載せてお施主様にもお付き添いをお願いしています。
▲広済寺の流し場です。石材店さんが専用のヤスリや消しゴム状の道具で骨壺をきれいにしています。お施主様と私も補助に入ります。きれいになってご先祖さまも嬉しそう。今回、土葬から掘り出して骨壷に移しかえたと思しき頭蓋骨を初めて見ることができました。しっかりしていらっしゃいましたよ。
▲私がお見送りした大きいおばさん。きれいになっていただきました。
▲こちらが仮納骨墓のせんじゅです。全部で7体だったので、「大悲」と「圓満」との2部屋をゆったりとお使いいただくことにしました。以前、使っていた方々は卒業されて霊園とよそのおてらの納骨堂に行かれて、空室だったので、むしろラッキーだったようです。
お墓の完成まで2ヶ月。完成したら、ここから出骨して新しいお墓に戻ります。それまでは、こちらが仮住まいになるので、親戚の方にはこちらに移転している旨のお知らせもお願いしております。
残っていた頭蓋骨さんとの再会。きれいになっていく骨壺。みなさんの安心。貴重な体験をした午後でした。
ジャスコのカゴを使うのが 味わい深いですね。〜どうげん