新お坊さんの智恵袋

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年末年始の食

 新年あけましておめでとうございます。旧年中は国内外からたくさんの方々に、ご覧いただきましてありがとうございました。本年もどうぞよろしくお願い致します。
 きのうは大みそか。おてらでは荷担のスタッフ3名とわたしで臨みます。おそうじの仕上げと墓参や参詣にお見えになる方のお接待に追われます。夕方からは本堂、韋駄天、歴代墓地、地蔵堂でお経。深夜は鐘つき。・・・と寒い中、頑張ってくれるので食が大切。日中は時間が取れないので、朝はカレー、昼はミートソースのパスタ。これらはクリスマスの頃に作っておき冷凍しマイ・レトルトにしたもの。夜は鶏の水炊きと鶏そばになります。したごしらえを30日の晩にします。


▲トリさんは丸で。常温で解凍し、鍋に入る大きさにします。

▲どんこと昆布を一晩水に浸し、だしをとります。

▲トリさんは清酒を4合、乾燥した赤唐辛子、おろした生姜で煮立たせます。アルコールを飛ばすためにもじっくり時間をかけます。油が出てくると水気が飛ぶので、どんこでとっただし汁を加えていきます。

▲トリさんのだしで水炊き。具は畑で収穫した大根、人参、春菊、葱、鶏肉、白滝、焼豆腐。ポン酢とゆずで割っていただきます。あがりはおうどんで締めます。トリさんはムネや手羽だとだしをとっている間に肉の実ばかりがしまって固くなります。トリさんの油を生かすなら、丸のほうがいいみたいです。あがりのうどんは以前は生めんでした。てっとりばやいのですが、せっかくとれただしが麺にしみ込まないので、秦野の乾麺うどんにしています。
内モンゴル水餃子◎
先生が内モンゴルの水餃子を差し入れしてくれました。中国では小正月に新年のお祝いをするのですが、水餃子は欠かせない食材です。小麦のお粉から練ってつくり、プルンとしたうどんのような食感がなんともいえません。今回は1000個つくってお正月の食材に、ご近所にプレゼントしたのだそうです。返礼に先生には年越しの鶏そばを召し上がっていただきました。

▲冷凍してありますが、皮が変化してしまうので3、4日がめどです。

▲火にかけて具のつまった部分が丸くふくらんだら、食べごろです。

黒酢とごま油で。

▲最初のうちは酸味が気になりましたが、いまは黒酢が好きになりました。

おせちは大嫌いです。からだが温まらないし、最後は残ってしまうし、やはりあたたかいものを食べたいですね。お正月はおもちも嫌い。大嫌いです。わがままですが、ことしも医食どうげん〜。