新お坊さんの智恵袋

どうげんが毎日発信〜きょうの広済寺・住職の予定情報をいちはやく!

デジタルとアナログをうまく組み合わせて。

 わたしの日記には、そのヒントが隠されています。俳句の紹介は墨絵です。俳句は縦書きで進むものなので、横書きだと、妙な違和感があるからです。
 文章は、客観的なことと、事実、史実だけで、心を吐露するようなページは非常に少ないと思います。
ブログは日記と呼びますが、じぶんの内面を吐露する手書きの日記とは違います。
せっかく、何人ものファンをもちながら、SNSをやめた方々を見てきたからかもしれません。うちわの人間には、正面きっていえないのに、キーボードを叩くと、ポロポロと涙を流すように、ネット上に、内面をさらけ出してしまう。
 その結果、炎上が起きてしまうのではないでしょうか。「ちょっと、使い方が違うんじゃないかな?」とずっと思ってきました。ブログは、じぶん発信の放送局ではないでしょうか。伝えるといっても、新聞、テレビ、ラジオ、ネットがあります。どれも完全なものはなく、どれも、限界があるからです。あくまで、手段にすぎないのです。
 仮にアクセスがゼロでも、問題ないのです。じぶんのアイデアを、WEB上にあげて、倉庫のように保管する場所だからです。

ちょっと、こんな分類をしてみました。
☆デジタル化した方が、いいもの。
数字の処理だけで済むもの・・・予定管理、棚経の巡回シフト、各種集計、決算関係。
日々に発見するアイデア・・・文書化して保存すると、意外なところで融合していきます。失敗したつもりが、じつは新しい味覚の発見だったりするのに似ています。

☆デジタルで処理しても、アナログで表現した方がいいもの。
年回忌繰出し表。内部事務は、エクセルで処理しますが、書き出しは筆耕です。8年前、アクセスでできた市販のソフトで、貼り出したら、「おつさんの字じゃないと、文字にみえない」という、予想外の意見がありましたよ。

☆なまじっかデジタル化しないほうがいいもの。
ひとづきあい・・・メールだけでのやりとりが、おかしくするから。
お絵かき・・・ソフトをつかっても、墨の濃淡から、いろいろ想像する自由がなくなってしまう。
法事の打ち合わせ・・・電話、メールだけだと、きりがなくなるから。

デジタルとアナログ。どちらをとるか、どのくらい融合させるか。結局、最後は、人間の判断だと思います。キカイがあれば、便利ですが、キカイを使うのであって、キカイに使われてしまうのでは、意味がありません。どんな作業にも、こころをこめるようにしています。