ビオトープづくり
▲プラスチックの箱には、作務で見つけたガラクタが入っています。
▲カタチが変わっているもの、キラキラするものをとっておくんです。元々、この庭のテーマが、ほとけは見ているでして、もう一度、東日本大震災クラスのないしはそれ以上のことが起きて、裸一貫になったら、人は神さまやほとけ様に何を供えるだろうか?ということで、作庭してきました。
▲先日、お檀家さんのアキラさんに、いらなくなった甕をいただけたので、移し替え。雨水を貯めておけば、植物への水やりに使えますし、春からはアメンボやカエルのすみかとなるのです。
▲青空では、ここのところ航空ショーみたいに軍機が飛んでいます。紅梅もきれいに咲きました。
▲たぬきの学校と7つの石も、板についてきたようです。
花粉症の季節。雨がほしいところです。〜どうげん
明日2/24のテキスト
ご朱印受けのお客様へ
明日2/24は法務、明後日2/25は10時にご予約のお客様が1件あります。必ずご予約の上でのご来山をお願い申し上げます。遠方のかたは、パックシリーズもご利用ください。
たまに春を感じる日が増えてきました。にちよう坐禅会の後半は英語のクラス。swing out sisterのバンドからのメッセージは、ほぼほぼ音読再現と意味が出来てきたので、マーリーズ教授の講義要旨に挑戦していただいております。訳からしてとっつきにくい経済学の用語があったり、文の掛かり方が難しそうですが、ゲーム感覚で遊んでみたいと思います。明日のテキストはこちら⇩
学校とか受験はぜーんぶ忘れて、楽しんでください。意味が多少わからなくても、そんなもんかあでいいのが、私のやり方です。
結跏趺坐にお経に漢文に英語。みなさん よく健闘してると思いますよ。〜どうげん
明後日2/24はにちよう坐禅会です
今週末のにちよう坐禅会は通常通りの開催です。引き続き法務となりますので、茶礼を入れて9:45の終了となります。
▲兼務をしている東円寺に行ったら、ピンクの梅がとてもきれいでした。
▲こちらは緋寒桜。
▲蕾も大きくなって、ところどころ咲き始めていました。
▲いやあ見事。新幹線に乗って、わざわざみやこに行くこともないでしょう。
▲お檀家さんのマコトさんに福寿草を分けていただいたので、育ててみることにしました。▼
箱庭にも植えています。
▲昨日、たぬきの学校の正門から噴水エリアの地下が、地の塩作戦にもかかわらずカヤがいっこうに枯れずにいたことが判明。根っこを見つけ次第抜く、塩っけのものを地中に染み込ませる、お客様に庭を歩いて踏んでもらうの3つしかないようです。除草剤を使うことはほかの植物や土を殺すことになってしまいます。カヤとの戦いの方々のサイトによく出てくるキーワードは、「気長に」でした。
▲可憐な花の福寿草。しっかり施肥と水やりをして移植完了。マコトさん宅の庭とは地質が違うので、はやく広済寺の土と水に馴染んでほしいと思います。
土づくりは、生ごみ堆肥から。浸透式の雨水マスに生ごみを入れて発酵させます。生ごみだけでもうっすらとカビが生えており、あったかいのでしょうね。発酵を促すため米ぬかを入れています。じゅうぶん発酵させたら火燃し場の焦土と混ぜて施肥をします。箱庭のサプリメントはコレだけで、化学肥料は使っていないんです。
やっぱり 楽しい 庭いじり。〜どうげん
箱庭の石組み
お檀家さんのアキラさんに、本堂前にあった大きな石の移動をお願いし、あわせて自力で他のレイアウト。「たぬきの学校」を含んだ箱庭全体のテーマである「ほとけはみている」ができました。
▲プラ舟に入った今後の資材もといガラクタまわりもスッキリ。お地蔵さんとガマくんのいるこのエリアはカヤが地下茎をすくっているので、灯篭の茎を寝かせて、何処かの国のエライ人に倣って、越境防止と致しました。それでもカヤは生えてきます。思い通りにはならないことを知る日々です。
▲箱庭全体では7つの石があり、たぬきの学校をもうひとつ石とみなせば、末広がりの8。終わりよければすべてよし。というテーマになっています。ブサイクだったジュゴン石は本堂前で下足の脱ぎはぎに使われていたアングルのまま深く埋めることにしました。発案した17世渓山和尚さまのアイデアを時空を超えて踏襲することにしたわけです。こんなにもブサイクで凸凹したジュゴンばりの石を下足番にしていたということは、きっと思うところがあったのでしょう。
▲こちらは本堂前の金柑や柏の木の下にあった、通称豆腐石。お檀家を抜けた墓地跡におき、オブジェ兼腰掛けとしてがんばっていただきます。
▲7つ石のひとつ。がま口石。たぬきの学校の体育館裏に置きました。
▲たぬきの学校〜正門前から噴水付近。モチーフにしたのは、いまはなき青山学院大学厚木キャンパスです。当時、多くの方は厚木は2回生までなのですが、統計学概論ができなかった私は、青山に通いつつ4回生までお世話になったので、様々な思い出深い学び舎です。一応4年で終えたので、よかったとしましょうね。ご幼少から内部なのにおしごとの関係で8年かけてという方もいらっしゃるようですから。。。
現在、日産先端技術開発センターになってしまった青山学院大学厚木キャンパス。往時はこんな感じでした。建長寺と同じく神奈川県の建物100選のひとつでしたが、跡地には記念碑もなく閉鎖から16年経ち、存在さえ忘れられてしまうのは惜しいことです。広済寺でモチーフのみながら、たぬきの学校として復活しました。噴水のヨハネさんは観音さん、G館にはお地蔵さんが飛び入り参加、ウェスレーチャペルは夢殿、万代記念図書館はバンザイ祈念図書館と身勝手ながらな変更となりましたが、禅的な見立てながら、かなり忠実な再現となりました。
▲季節の花を愛でながら、自然と足が向く回遊式庭園。初夏に向けベルガモットを仕掛け中です。カヤとの気長な戦い。植物の気質。水の有難さ。土づくり。いろんなことがわかってきます。
最近の発見!神奈川建物100選そのものがどうやらフェードアウト状態のようです。〜どうげん