雨の日のおてら
おはようございます。春雨ならぬ土砂降りです。きょうは中しごととなります。ご朱印受けのお客様はご予約の上でのご来山をお願い申し上げます。受付は15時までです。なお明日、明後日は普済寺さんの春のお施餓鬼のためご朱印受けはおやすみです。
お祭りのあと、これまで何十年間、広済寺の表参道にあった、のぼりの竿が撤去されました。万年塀あたりがスッキリしました。
上にある墓地からの水もくるので、
ものすごい量の水があふれてきます。
まるで湖や池に浮かんでいるみたいです。こういう天気が続くと、本堂の畳にはなにやらうっすらと白や薄い緑のものが発生するので、晴れた日に空気を入れ替えたり、そうじをしています。
雨は雨の楽しみ方があります。普段は砂利の枯山水に、水が配されれば、それはそれできれいなのです。
雨水も貯めておけば、ガーデニングに使えます。
広済寺の地下は強固な岩盤ゆえ、雨水を呑みきれないのです。でも、晴れれば、なにもなかったかのように、水は引いていきます。いろんな植物が根を下ろしているので、やがて水を吸い上げ、自然の排水が出来ているのです。全部、コンクリートにしてしまったら、何トンもの雨水で村がみずびだしになってしまうでしょうね。
ときにコンクリートも大切ですが、「自然のしくみがどうなっているか?」からまず考えることができたのは、作務のおかげ。毎日、おてらにいるってことがとても大切なのです。
窮するとアイデアが湧きます。〜どうげん