新お坊さんの智恵袋

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むかしのアルバム

 広済寺に来て10年になります。外観はほとんど変わっていないようですが、この間、本堂は、畳と天井、屋根のトタンを修繕しました。関東大震災で倒壊して、昭和3年に再建されて今に至っています。当時のお金で1800円で建てられました。震災でどうにもならなくなった柱は焚きつけに使うことや、設計・監理と大工は分離することや、人の工賃、材料に至るまで詳細に書かれた指示書が残っています。
 この指示書があったために、昭和3年当時の基準に沿っている証明がなされ、耐震補強
は必要ないようです。80余年の風雪に耐え、これからも大事にしていきたいと思います。写真は、2006年の頃の本堂です。戸板が格子戸なのが懐かしいです。いまはサッシになっています。