新お坊さんの智恵袋

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葬儀の連絡を受けたら

 訃報の連絡を受けると、日程の調整から入ります。そのためにも、日頃から、窮屈な予定を組まないことや、しごとを溜めないことを心がけています。いつでも、予定表は3ヶ月先まで、持ち歩いていますので、すぐにこたえられます。
 これができないと、非常に困るのです。おてらは都合がつかない、ホールも友引を挟むので予約がいっぱい、火葬場も取れないとなってしまう最悪の状況まで想定する必要があるからです。
「では、いつならば可能なのか」と、即座にこたえられることが、大事なのです。時々刻々と、状況は変わっていきます。
「その日なら大丈夫です」
「かわりのその日なら大丈夫です」
「その日はダメですが、○日と○日は調整がききます」
など、すぐに、おこたえできること。これも広済寺のスタンダードです。これを可能にしたのはOUTLOOKでした。

 ご葬儀のときには、白木の書き物があります。地元のみなさんが、訃報を伝え合うときに、「○○さんが、ホトケさんに、ならいちまってよぅ」とおっしゃいますが、仏さまになるのは、四十九日法要のあと。それまで、故人は、仏道の長い旅路につきます。
 「塔婆」は、故人がこれから、三途の川を渡り、閻魔さんに出会ったり、長い旅路につく杖を表しています。「たとえ、橋のない川があっても、月も照らさないようなまちに入っても、杖が道しるべになってくれる」と漢語を書いています。
 「七本塔婆」は、四十九日まで、七日ごとにお守りいただく如来さんが書かれています。伊勢原では、地域によって差は、若干ありますが、七日ごとに墓参が済むと、ひとつずつ裏返したり、はずしてお焚き上げしたりしています。
「天上、人間、修羅、畜生、餓鬼、地獄」は六道を守るお地蔵さんです。来世はどこに行ったとしても、みなさんが手を合わせ、祈ることで成仏できると言われています。http://f.hatena.ne.jp/dohgen/%e3%81%8b%e3%81%8d%e3%82%82%e3%81%ae%e3%81%ae%e6%84%8f%e5%91%b3/
 写真は奉書に書いた授戒です。生前の思い出と旅立ちのことばと戒名の意味が書いています。せんじゅさんの絵も添えています。

本日の来山 早朝・倫理法人会坐禅会は5名 日中の来山は2名でした。