少人数だからできるおもてなし〜法事編
こんにちは😃
人数を抑えての仏事が続いています。コロナ禍になる前は、法事の、特に納骨がある四十九日法要ならば故人さんの親戚で20名〜50名弱でした。いまはそれだけの人数が集まらないので玄関も、だだっ広くなくてもよくなりました。椅子とテーブルを置いて、小間にしました。業者さんの受付、ご挨拶程度のカンタンな用件はここで済ませています。
▲四十九日法要ですが7名のみです。この正面から、右手が客殿、左手が本堂です。
法事では、時間が来るまで、客殿で待ち合いとなります。
▲人数が少ないので下座のほうは、塔婆かきやご朱印受けがすぐできるようにしています。コロナ禍になる前は、全席お客様に開放していました。きょうはやや寒いので、温かい煎茶をお出ししました。いつもは、暖かければペットボトルのお茶とし、接触を極力抑えています。
感染防止から、いまは食事をおてらでやりません。食事は
①最初からなし
②家族だけで外食する
③お弁当をお配りして解散
の3通りです。いずれもお経まででおしまいです。
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お飾りはこんな感じです。お供えものはコロナ禍前と基本的に同じです。人数が少なく食事がないので、四十九日もちをお供えすることがなくなりました。
▲私のお経のところの2席は、荷物置き場にしています。お経をあげるときだけは、マスクを外すから、近い席は締め切りにしました。
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きょうは、やや肌寒いので、坐禅用の単布団も出してみました。お膝ができる方は単布団に正座してしまったほうが脚が寒くないからです。ふつうのお座布団より大きいので、みなさん驚かれます。寝台特急サンライズ号のノビノビシートみたいです。▼
▲小さな布団は元々、枕として、または坐禅のときに腰の高さを調整するために使うモノです。▼椅子席を選ぶ方には⋯
▲グリーン車にあるフットレストみたいにお使いいただきました。足の裏がじぶんの体温で温まりますから、この枕があるだけでずいぶん違うものです。▼
▲詰めた席には人は座れませんが、カバンやコートなどの置き場になります。
換気のため本堂の真ん中は開いています。
▲レトロなストーブもあり、座る🧎♀️のであったかいんです。
大人数の法事が当たり前だった頃は、本堂全域を温めるために、1時間も前からストーブをつけていました。それでもスカートの人は寒いと言います。セントラルヒーティングのおうちにお住まいの方は、室内でも薄着!という感覚が強いので、「寒い!寒い!」と連呼されたものです。昔ならば、一枚でも多く重ね着をしたものですが、今はいろんなモノや環境そのものが良くなっているので、すべてにお応えするのは、時に難しいものです。
例えると、畳の間は煎茶、フローリングでテーブルと椅子の部屋はコーヒーだと思います。煎茶は湯呑み🍵か使っても茶托までで、手間がかかりません。椅子とテーブルのお部屋だと、やれスリッパが必要だの、椅子は寒いから膝掛けを出せの、室内の温度強化は要るわ、椅子だから収容人数が限られると言った感じ。コーヒーだとソーサーとスプーンがいるわ、砂糖とミルクの有無を聞くわ、洗いが増えるわ⋯と手間ですが、よく似ています。
単布団と昭和レトロストーブでのレイアウトは、人数が少ないことから、生まれたアイデア。津軽ではストーブ列車が名物。ならば、本堂に修行僧が使っているのと同じ単布団とか昭和の石油ストーブがあれば、昔の話も始まって、また楽しいと思います。
ひとは 懐かしさに 酔う〜どうげん
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