トイレそうじ〜ワンオペシリーズ②
おはようございます。
きょうも秋晴れです。
トイレのことを禅寺では東司(とうす)とよんで、大変にありがたい場としています。
コロナ禍以前、法事が週末にふつうにあったときは、法事の前日とお客様が引けたあと、そうじに入っていました。それこそフルに隅々まできれいにやっていました。汚されてしまうからです。いま、法事がほぼほぼない状態になり、やり方を変えています。
①毎日そうじはできないので、てらの者が使うときは汚さないようにつとめる。
②汚れたら、ワンオペで端折ってそうじする。
③2週間に一度の室内大そうじでは、もうひとり居てるから、その時に窓やサン、壁面もやる。
ということで、きょうはワンオペモード。 女子から行きます。
使用頻度は少ないので、こうします。
▲まずは水を流します。トイレクイックルで馬蹄の表、裏、便器の縁まわりを拭きます。
▲トイレ用洗浄剤を⋯
▲一粒落とし、放置しておきます。残りのみんなのトイレと男子トイレのそうじが終了したら、水を流しにきます。
みんなのトイレは、そこそこ使う人もあるようなので、
便器、床まわり、手洗いまでそうじしておきます。
男子トイレは⋯
おしっこがたくるので、いちばん汚れます。
▲サンダルを外の流しで洗います。
▲中性洗剤を掛けてタワシでこすって洗ったら、縁側に干しておきます。風があるのですぐに乾きます。
▲いちばん汚れる便器の下と床まわりをこすっていきます。
▲素手にスポンジに切り替えます。便器の中にあるパーツは出して、スポンジで洗っちゃいます。
▲便器の内側を中心によくこすっていきます。もう20年も素手でやってきたので、指先の冷え性がなくなりました。いいことあるみたいです。
▲廊下からの踏み込みエリアの床を拭いておきます。
▲サンダルも定位置におさめます。
そうそう!忘れないうちに⋯
▲女子トイレの青い水も流しておきましょう。お客様が見えたら、ちょっとビックリでしょうから。。。。。
▲タオルも入れ替えて、すべてのミッション完了です。
手抜き大ありですが、正味で20分もあればじゅうぶんにできます。
人が居てれば、あてにすることになります。じぶんでやって、どのくらいかかるのかを実感しながらやれば、人に無理なお願いもしなくなります。それだったら、最初からワンオペでじゅうぶんなはずです。
社員研修をおてらで受けるとき、トイレそうじがメインになります。「素手で便器をさわるのが美徳!」みたいな考えが強いからだと思います。私の場合は、僧堂時代から作務も東司そうじも素手だったので、もう特別なことでもないんですネ。
研修のみなさんは、ホースで水流す人、ブラシでこする人、⋯等、分担しよう、分担しようとします。和気藹々もいいのでしょうが、お勤めのみなさんの共通した傾向です。
「基本的にひとりでやりなさい。急に玄関からお客様が呼んでもいけるつもりでいなさい。トイレそうじは必要なこと。でもそれだけではお金を稼ぐことはできない。的確に動きなさい。」とお伝えしています。
自宅や小さな事務所のトイレのそうじは ひとりでじゅうぶん。〜どうげん