自然の中で遊ぶ〜広済寺の庭
外出自粛が叫ばれていることもあって、公園がわりに、またジョギング、お散歩など運動のためにおてらに来られる方が増えてきました。昨日見えた学生さんはジムがやってないので、おてらにある子ども向けの鉄棒を使ってバーベルベンチプレスのリバース版をやっていましたよ。
社会的距離を取ること、30分以上の密接な井戸端会議でなければ、大丈夫です。どうしても気になる場合は私がブレイクに入りますのでご安心を。たまにあるのが、こんな時期なのに「坐禅会はありますか?」とか「ご朱印をお願いします」とかです。ご自身が健康でも、移してしまうこともあるんです。もうすこしの辛抱です。もっとかかるかもしれません。がんばりましょう。
ということで、作務記録をあげておきます。すこしでも、広済寺で遊んだ気分になっていただけたら幸いです。
種取り用に残してあった大根。可憐な花には珍しくアオスジアゲハが舞っていました。
▲さあどこにいるかな?探してみてね。
お天気が下り坂のようなので、
▲草引き→タマリュウ移植をやります。▼こんな感じ。前回やった分はしっかり根づいています。
こちらも。↓
ビフォー。
↓アフター↓
全部はできないけど、できないながらもやり続けることが、美しさにつながるのです。
▲雨が降るのを楽しみながら待ちましょう!
こちらのエリアはスギナがいっぱい。取りきれないので、塩攻撃。
▲ここももう塩でええわ。こういうテキトーぶりも大切。
そこらに放してあったガラクタも、
私の手にかかれば⋯
▲オブジェがきれいなビオトープになります。
てんとう虫の赤ちゃんこと幼虫。
▲紫陽花もミントも私が長年手を加えてきたもの。
飛びたて!てんとう虫🐞石の縁を滑走路がわりにし助走をつけているのですが、うまくいかないようです。まだ羽化したばかりなのかなぁ。
▲あやめの花にはみどりの虫さんがはんでいました。風に揺れてピンぼけです。保護色が面白いので私はこのまま見逃してやりましたが、次は鳥さんが狙ってくることでしょう。ここにもひとつの社会があります。
たぬきの学校。きょうは、カリオン殿司(でんす)に風鈴が仲間入りしました。風鈴でも、支度五声とか連声出頭など臨済宗のお経で使う音ができます。写真に見える他のリンは、元々、仏壇で使われていたものです。ハンドベルやチャペルのカリオンになって、カデンツみたいな音を奏でます。だから殿司(でんす)なのです。
▲茶色のタイルはいかにも昭和っぽい雰囲気。タダオおじさんの資材置き場に転がっていたもの。かつてあった学校のまわりの塀はこんなレンガでした。
たぬきはタダオおじさんの温泉旅行のお土産にもらったもの。スタッフ全員の分を買ってきたのです。広済寺では箱庭に落ちついて、ついのすみかになりました。まわりのガイラルディアは野生。勝手に生えてきたものながらきれいでしょう。
おじさんが「ヨウこれ何よー」って言うので
「オラが通ってた学校だだよ。もうぜーんぶなくなっちゃったけどね」って、地のことばでこたえました。
全くいつもと違う 楽しくないゴールデンウィーク。そこを楽しんでしまうのが〜どうげん