新お坊さんの智恵袋

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来たるべき世界〜AIと地図 "The shape of Things to come:Technology, AI and the Human " event

お知らせ

①明日12/8のにちよう坐禅会は通常通りの開催です。

ご朱印受けのお客様へ〜広済寺のご朱印は全て予約制です。事前のご連絡をお願い致します。リクエストにお応えして初夢パックの受付を開始致しました。年末の行事もあるので受付は20日までとなります。

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6日 青山学院大学シンギュラリティ研究所主催のトークイベント、「AIと地図」を聴講してきました。一般公開なのでぜひ行ってみてください。講義中のスライドの撮影もOk。ドンドン拡散してほしいとの古橋先生からのご挨拶で始まります。

€*&*}/…:For International people 

''The shape of Things to come"event is now on at AGU at Shibya. The sub title  attracts me so much to go last night. It says "why Google map can  not work  perfectly". We manipulate the device at each moment, the machines can get to improve its working. Seems to be wonderful. But if the AI overcomes whole human abilities, rules  the whole mechanical empire , what will be happened ? Soon will be. We might  be in the another world.        Gen

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▲ぜひ聴いてみたいと思ったのは、副題の〜なぜ⋯不完全なのか〜に惹かれたからです。古橋先生のしごとは、SDGs(持続可能な開発目標)の9番目。産業と技術革新の基盤をつくろうになります。地図の作り方を学生に指導していることです。日本をはじめ先進国では、住所があって地図があるのが常識ですが、途上国にはない次元。そこで地図を作って、経済開発の一助とするのです。

スクリーン上に映る明るい部分は、人々がコンピュータデバイスから地図を検索している回数。

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▲この回数が多いほど、AIが学習し地図の精度が、生命体が自己増殖するかのようにアップするというわけです。

ことしの3月に問題になったGoogleマップ。ゼンリンから独自データに切り替えたら、バス停が消えたり、ないはずの湖ができたりしていたのは記憶に新しいところ。

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GoogleはAIが航空写真から、黒なら水と判定し湖にしてしまいます。建物が本来なら四角なのに三角になってしまうのは、他社から買ったデータがちょうど切れ目に入っていることがあるから。建物っぽいから、たぶん建物だろうと判断してしまうので、全て完璧ではない。。。。。でもかなりなおしている状況です。しかしながら、立体交差や側道等の判定は苦手です。

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▲顔栞の地図は、顔栞の人も参加しているmapwith. aiが作っています。

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道路は顔栞、建物はマイクロソフトが得意とするので、

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▲双方を生かそうというわけです。

Mapillaryでは、大事なのは、ユーザーが使うことで生まれる教師データ。ポストプロセッシングで精度を上げるが、クルマのナンバーや顔にぼかしを入れるので時間がかかる。それをmapbox がリアルタイムでやろうとしています。素早く地図を更新するには人間には不可能なのでAIで行ないます。スマホからの動画をユーザーから集めて蓄積すれば3Dの動画地図ができるのです。

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▲これを支援する会社。実現すれば。。。。。

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▲自動運転のクルマに応用できるわけです。

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途上国には地図がないので国連や開発銀行が支援し、参加者もボランタリーでやっていくしかないのが特にアフリカです。ポケモンユーザーが自己の得点アップのために、Googleマップ上に自宅に池を故意に作るなど改竄へのセキュリティは進みましたが、オリジナルの地図を手作業でつくる人たちの努力をもっと感じてほしいと先生は考えます。

まとめ〜地図におけるAIと人間の分担

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 ▲どうげんの感想。あっというまの1時間半。質疑応答では一番目に質問もさせていただきました。

以上。雑駁ですが、私の備忘録、ならびに講義ノートがわりとさせていただきます。

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学校は20時を回っているというのに、まだ講義をしている部屋があったり、あかりが煌々とついていました。まるで30年前の夜間部があった頃のようです。

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厚木はなくなったけれど、雰囲気は相模原が継承しています。それを統括する本校。仮に厚木がいまだに残ったとしても、地理的にも物理的にも、こんな遅い時間まで学生が学校に居て、学びを深めることはできなかったことでしょう。

2003年にあった宗教法学会を聴講したことから始まった母校への回帰。在学当時の先生は退官されましたが、訪れるたびに、時代の急速な変化を、果敢に追いかけているのを感じました。

次回は13日。AIと倫理を聴講予定です。


便利だからといって、使ってはいるけれど、ついにはAIが人間を超え、人間を支配する社会にすでに来ている。そう思う。「信じるか信じないかはあなた次第」のあの方の話は正しい。〜どうげん