ビー玉でビオトープ〜噴水池の巻
明日11/10のにちよう坐禅会は通常通りの開催です。引き続き法事となりますので9:35頃終了予定です。
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先の台風では、過去にない大雨でした。凶器にもなってしまった雨を、少しでも有効活用できないだろうか?大雨対策を考え、根を張るものの植栽とビオトープの増結をしています。
最近、進めてきたのが、たぬきの学校に置いたメインの2つの鉢。
▲カンタンな設計図をかいてから始めます。
▲緑はビー玉です。設計図通りにやってみたものの。。。。。素焼きの陶器だと透過性が高くて水を含み過ぎてしまうので。。。。。
▲こちらに変更です。この時点では、まだ味噌汁みたいですね。水をはやく澄ませるために布袋草を入れます。
▲他のビオトープにいるタニシや小さなエビを見つけては、こちらへと移していきます。彼らは水の中でお掃除屋さんになるからです。
▲ほらっ。このとおり。。。。。
▲日を追うごとに水が澄んできました。4日ぐらいで透明になってきます。
これから寒くなりますから、メダカの寝床を作ります。七味唐辛子の小瓶、口だけが残って細長い空洞があるガラスのカケラを泥に埋めれば、急に水量が減ったり、カラスの攻撃のときに避難所になります。数年前、建仁寺の僧堂さんにお邪魔をしたとき、池のあちこちにイカダがあり、アオサギが来た時、魚の避難所になっているのを見て、ヒントにしました。
盧舎那仏さんのまわりにはオモダカの根っこを埋めてあります。成長すれば葉っぱが噴水の見立てになります。一旦は冬枯れしますが、暖かくなれば大丈夫でしょう。
往時の厚木キャンパスではブロンズ製の使徒ヨハネ像でしたが、おてらなのでほとけさんに替えています。噴水池には均質の丸石に藻が生え、水面に校舎やチャペルを映していました。魚はいなかったので、たぬきの学校では、メダカのビオトープで表現してみました。
▲当初は高崎の白衣観音さんでした。スラっとした感じが、それらしかったのですが、台風15号前の避難の時、胴体が壊れてしまい、いまは書院で隠居しています。
白衣観音さんから盧舎那仏さんに変えた当初は違和感がありましたが、
▲左右の手のひらを見せるポーズ▼は使徒ヨハネ像とよく似ています。成分は違うけど鉄の仲間でできているから、緑青も出て、それっぽい。2代目としては適任です。
けさの噴水のようすです。水の透明な感じが出てきました。
六地蔵に置き去りにされてからやっと日の目をみることになった盧舎那仏さん。置かれたオブジェのモチーフはいまはなき青山学院大学厚木キャンパス。神奈川県の建物100選になっていました。忘れ去られるのはもったいない。。。。。ということで、80年代昭和レトロを禅の見立てで復元を試み、まもなく1年になります。
箱庭全体のテーマは「ほとけはみている」。だから使徒ヨハネ像のかわりとは言え、仏像にするいうシュールさ。修学旅行で買ったものの捨てられず、小さな子供に、六地蔵に置き去りにされて20年後。まさかこんな使い方をされているとは。。。。。盧舎那仏さんはいまがいちばん幸せだと思います。
美を みつける 楽しさ。〜どうげん