新お坊さんの智恵袋

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お米をつく

コロナ禍になる前から、広済寺のお米の調達については、白米と玄米の両方でやってきました。その割合は適宜ですが、全て白米で保存するようなことはしないのです。門前の農家さんでは、お米専用の冷蔵庫があり、食べる分だけつく。つまり精米するのです。この方が長期保存が利くうえ今回のような有事に備えられるし、断然、美味しいからです。

農協に行って百円払って、精米機を使えば、美味しい贅沢にありつけるわけです。大都会ならこうはいかないでしょう。ありがたいことです。

昭和感たっぷりのマシン。文字とかロゴが懐かしい感じです。

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お金をいれたら⋯

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▲玄米を入れて、スタートボタンを押します。レベルは標準でいいでしょう。

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 ▲だんだんと精米されたお米が出てきます。▼

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▲持って行った袋は5kg用だったので、ちょっと外に漏れて、もったいないことをしてしまいました。10kg用のほうがこぼれる心配はないでしょう。まあレッスンということで。▼

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お隣のお部屋は、精米したときに出たヌカです。無料で持ち帰りできます。店舗によっては、また大都会ではヌカは商品ですから、有料。これもありがたいことです。農家さんたちが土づくりをしたり、ぬか漬けに集中する時期は、ここもカラ欠になります。せっかくなので、小さい買い物袋ひとつ分だけ、ヌカをいただくことにしました。

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ヌカは、生ごみ堆肥に足します。微生物クンたちの動きを良くして、常にメタンガスを出させるのです。生ごみが分解されて土に還った泥は、箱庭のガーデニングに使います。水はある、米はある、野菜はある。目指すは自給自足。田舎暮らしのほうが災害時には強いのです。

ロシアの田舎の家庭のように食糧自給率100%を目指しています。〜どうげん