雨あがりの庭
新型コロナウイルス対策で、出控えている方々も多いと思うので、きょうの広済寺の眺めをお届けします。
朝課を8時前には済ませ、墓地のほうを一周してきます。夜中にお墓の裏のほうでカーステからビートの高い音が鳴っていたり、大風の時はゴミが飛来することもあります。ペンキでのラクガキ、破壊等はないかのパトロールも兼ねています。広済寺の墓地はきれいで、そこそこ眺めもいいので地域のみなさんのお散歩コースにもなっているのです。
▲朝日がキレイでしょ!
▲雨で洗われて、ビオトープの水が澄んでいます。オモダカは可憐な花をつけてきました。
▲水甕にはたっぷりの雨水。ガーデニングにはありがたい雨なのです。
お彼岸にあげたお花も枯れてきたので、回収していきます。偶然、目にしたのですが
▲大正2年没で88才って、時代を考えるとモノ凄い長寿だと思いませんか?そう、ここは自然に恵まれた長寿のむらなのです。
▲マーガレットがいつに間にか大きくなってつぼみをつけていました。手を掛けずうまい具合に実生で育ってくれました。この面積分だけは除草フリーですからありがたいことです。キレイですが臭くて虫も寄ってこないので、除虫菊とも呼ばれていますよ。
隣の隆安寺さんとの境の畦畔。甕をオブジェやビオトープにしてきました。
▲まだまだ空きがあるので▼
▲転がっていた墓石はオブジェにし、除草面積を減らします。
▲ウチのおじさんが5年ものに仕立てたモミジを植えました。畦畔には根を張るものを植え、ことしも襲来が予想されるハリケーンばりの台風による崖崩れに備えています。この他にもここにはスギの苗やベルガモット、アイリスなどが仕掛けてあるんです。
たぬきの学校のモチーフは、2003年まで森の里にあった青山学院大学厚木キャンパスです。建長寺や赤レンガ倉庫と同様、神奈川県の建物100選に入っていました。
おてらに転がっていたもの、ご縁でやってきたもので、作庭しました。カヤで悩まされていたとは思えないでしょう!
▲まあるいのはマンホールの蓋。お世話人のタダオおじさんにもらったもの。まわりのかわらけは、作務中に見つかるレンガや甕や植木鉢のかけらを集めてきたものです。禅寺の庭に同じ砂利を撒く発想と点描画の手法を取り入れてみました。噴水池に見立てたのは南部鉄器で、リサイクルショップ品です。実際あったのは使徒ヨハネ像ですがおてらなので盧舎那仏。それも子どもが六地蔵さんのところへ置き去りにして行ったもの。うまく活かしたでしょう!
▲西門の守衛さんはビリケンさん。留年こそしませんでしたが、統計学概論ができず厚木にも4年通ったのです。厚木返しに加えて、一部の富裕層の子にあったスノッビーな雰囲気が嫌で、京都や大阪をめざしました。いまもその往復は続いています。厚木への思い入れが強かったので、たぬきの学校として、校舎を復元してしまったのかもしれません。通天閣で見たルナパークや恵美須町駅のジオラマがヒントになりました。
プラ舟のなかにはメダカが10匹。
▲のびのびと泳いでいます。初夏には卵がかえって増えることでしょう。
▲山椒を見つけました。実生です。茹で上がりのうどんやそばに添えると絶品です。
あっという間にもう4時近く。
大空を見上げたら⋯
また写り込んでしまいました。
▲UFO🛸
広い世界ですから。よくあることです。広済寺の上空はUFO銀座なんです。〜どうげん