新お坊さんの智恵袋

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異国のかわらけ

〜らくがきご朱印〜予約状況 空いています。

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この時期は冬草の除草です。

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▲動いていればまあまああったかい一日。お墓も箱庭も、けっこう草が生えています。

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▲たぬきの学校のロータリーでは、変わったかわらけを保管しています。境内にあったものです。17世の花島渓山和尚さまが久留米の出身だったので、伊万里や有田、中国風のものがあるんです。仏具屋の佐藤さんが、昔、発掘に関わっていたので、器に詳しいのでみてもらうことがあります。

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▲一見するとガラクタなのは確かなのですが、

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▲「秋菊黄色にして云々、冬には白雲を吟じ云々・・・・・」一体、何が言いたかったんだろう。右のほうは萩原醤油店と読めます。

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▲底が明らかに小さくて細い。日常使うにはバランスを取れないと使いものにならない。つまり相当な技術で作られていることが窺えます。▼

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▲中国風の煎茶茶碗かなあ。

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▲「晃(ひかり)を仰いで明月を観れば・・・・・」ああ、続きはどうなっていたんだろう。

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▲裏はこんな感じ。手書き感たっぷり。

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▲「は」と「何」うーんもどかしい。

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▲裏の模様。

お次は、ひとつのものですが両面をみていただきましょうか?

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▲構図は似ていますが微妙にタッチが違う模様が見えます。

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▲布袋さんにも見えます。服装はどうみても中国風。

ここはたぬきの学校なので、いろいろな学びのオブジェとして捉えることに致しましょう。

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▲なんとなくクリスタルなクリスマスツリーからはプリズムが見えました。たぬきの学校は、2003年まで森の里にあった青山学院大学厚木キャンパスをモチーフに、ジオラマ風に禅の見立ての発想でつくりました。現在、その機能は相模原キャンパスが継承し、厚木の頃にあった雰囲気も引き継いでいます。

三門下では

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 ▲ヒメリュウキンカが大きなつぼみをつけていました。さらに嬉しかったのは

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福寿草が酷暑を乗り越えていたことです。半日陰よりもうちょっと日陰な場所を選んだり、何回も施肥した甲斐がありました。確かにつぼみが福禄寿の頭に似ていますね。

長いのは 感動を伝えたかったから。いつもマイペース。〜どうげん