新お坊さんの智恵袋

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お墓の改修工事〜仮納骨墓へ引越編

ご朱印受けのお客様へ

広済寺のご朱印受けは、規定の奉拝・せんじゅの2種、らくがきともに全て予約制です。どうげん携帯090ー4394ー9458迄、事前にご連絡の上、ご来山ください。突然の来訪での筆耕依頼は、日々の予定が立たなくなってしまいます。予約なしの方はお断りしております。ご了承ください。

ご遠方のお客様のために、メールでカンタンお申込み!のパックシリーズをご用意しております。検索で「どうげんオリジナルご朱印帳先行予約」のアクセスが非常に多いのですが、現在、その同内容の対応はパックシリーズでとなります。どうぞご利用ください。

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広済寺のお檀家さんのお墓の改修工事は、こんな流れで進めています。

①いまある墓地で、御魂抜き(みたまぬき/たましいぬき とも呼ぶ)をし、工事中の安全を祈願します。

②お遺骨をカロート(お墓の地下深く掘り下げてあるところ)から取り出し、仮納骨墓へお引越。

③仮納骨墓から、新しくなった墓地へ遺骨を戻し、開眼供養(御魂入れ とも呼ぶ)ならびに入塔の回向をします。^_^^_^^_^^_^^_^^_^^_^^_^^_^^_^^_^^_^^_^^_^^_^^_^^_^^_^^_^^_^

改修するお墓です。f:id:dohgen:20191002093814j:image

▲米、塩、清酒、水を墓地の四隅に撒きお清めをします。建物でもお墓でも四隅や地面に負荷が掛かる。それを和らげるためなのかもしれません。墓前には花とお線香を供え、お経をあげ、お世話になった石塔などの御魂抜きをし、改修工事中の安全をお祈りします。

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▲お遺骨を取り出し、ジャスコのカゴに入れて運びます。骨壺が割れないようにクッションとタオルケットをかませました。お施主様にも私の車に乗っていただきます。安全運転にはつとめていますが、念のため後部座席で、骨壺の見守りとサポートをお願いしました。

f:id:dohgen:20191002095941j:image▲広済寺に着きました。流し場で骨壺を洗います。数十年経ったものもありますから、スポンジやタワシで擦ってきれいにしました。眼鏡や入れ歯などの副葬品から、どなたの遺骨かわかるものは今後のために壺の蓋に記名をしておきます。今回のお施主様は兼務のおてらの方なので広済寺へ移動して仮納骨墓へ納めます。

仮納骨墓は現在、空きが2基あります。お墓を霊園かおてらにするかをいますぐには決められない方の一時預かりや将来的にどこかへまた引越すのでお墓を買う気持ちまでにはなれない方へのレンタル墓地として使われています。お檀家さんが墓地の改修のときは一時預かりの場になっています。

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▲ここでもお清めをし、お経をあげ、ねんごろに供養をします。お天気のこともあるので、墓地の完成は2ヶ月弱後。次回は、仮納骨墓から出発し、新しくなったお墓の完成に感謝し、ご先祖さまを納めるための供養になります。

石塔や外柵の撤去や交換など大掛かりな工事になる時は、お遺骨の移転もあるため、こんな流れで供養をします。灯籠だけを外すとか砂利だったのを舗装や石にするなど軽微な場合は、お経をあげるか否かはお施主様に決めていただいたうえで進めています。いずれにせよ、墓参に来られる親戚や知友の方には墓地の工事期間や遺骨の一時移転については、お知らせいただくようにしています。

広済寺ではこんな流れですが、皆さまの菩提寺さまではいかがでしょうか?それぞれやり方がありますから、改修をお考えの方は、直接、菩提寺さまにきいてみましょう。

 

 

なにはともあれ 無事にすんでよかったです。〜どうげん