めだかのビオトープ
〜お知らせ〜
★8日は伊勢原市町ぐるみ大清掃のため、にちよう坐禅会は時間を繰り下げ10時からとなります。ご留意ください。
★広済寺のご朱印受けは全て予約制です。必ず事前にご連絡の上、ご来山ください。執務の予定が立たなくなってしまいますので、ご協力をお願いします。
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9月に入って、暑さが和らいできました。雨水を活かしたビオトープにはめだかがいます。稚魚が増えてきました。
▲丸いのは、元々は火鉢。砂利を入れて埋めていたのですが、雨のあとは、そこそこ水が溜まって池みたいになっていたので、泥と石ころを浚渫して、ビオトープにしてみました。
▲めだかは下のほうにいます。真ん中にある円筒形の花瓶はお檀家を抜けた方が置いていったもの。火鉢の中に入れて、めだかの隠れ家になりました。本来なら暖をとる火鉢を、池にするという真逆の使い方をしています。
▲実生で大きくなった桑の木を御神木に見立てた社をイメージしています。不要になったお墓の香炉を上向きにしてめだかのすみかにしています。真夏は水が枯れてしまうので、めだかは別の甕に避難させていましたが、先日、ここに戻しました。
▲たぬきの学校。正門右の鉢にも、めだかを戻します。夢殿の前は、本来なら学生のバスターミナルですが、台風シーズン到来でカンカンのバスが飛ばされてしまうので、ビオトープを置きました。南禅寺にある疎水のアーチ、相国寺にある同志社の校舎みたいに、レンガ色が違和感なく溶け込むようにするのが狙いです。
▲箱庭全体のテーマが、「ほとけはみている」でして、ここでは本尊さんへのお供えを見立てています。石ころ、きれいな模様のついたかわらけ、灯篭のてっぺん部分。。。。。など、ほんとはガラクタ。でも、テーマが決まると、資材になるから、整理しておき、お供物の役を演じているというわけです。
▲穴があいて3分の1しか雨水が溜まらない甕。ここでもめだかがたまごからかえっています。泥を入れて浮草を這わせて、水質は良好です。微生物が住みやすい環境を作るのが楽しいのです。
▲甕に雨水を入れためだかのビオトープ。墓域内に大小合わせて12個になりました。甕や鉢が重しになって草が生えなくなります。いままでは、ただ土に流れていただけだった雨水がめだかのすみかとなっています。作務中、ケータイが鳴った時は、泥だらけの手をチャッチャとゆすいだり。。。。。と色々役立っています。
昨年12月から始めた箱庭づくり。先月末にみそはぎを撤収し、冬モードに衣替え。これからは彼岸花が楽しみです。
庭師はいらない。庭は まいにち 手を掛けること。なぜっていきものだから〜どうげん