新お坊さんの智恵袋

どうげんが毎日発信〜きょうの広済寺・住職の予定情報をいちはやく!

お彼岸前の庭いじり

今回のお彼岸は18日(月)が入りとなりますが、16日(土)と17日(日)の週末に、先行しての墓参が予想されます。よってにちよう坐禅会は休講とさせていただきます。ご了承ください。彼岸準備で動いております。ご朱印受けのお客様は必ずご予約の上でのご来山をお願い申し上げます。

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 ここのところの春陽気で、草がぐんぐん伸びてきました。

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▲古くからある墓地のエリアは、土がむき出しなのでけっこう大変です。ザッと抜いて、箒で掃いて、また草を抜いてを数回繰り返します。

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▲箱庭「ほとけはみている」。実生で生えてきた明日葉がだいぶ増えてきました。2、3センチの小さな苗をあちこちに移植して、のびのび育ててみることにしました。

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ジュゴン石のまわりには、南天ツワブキ、あやめ、水仙、明日葉。

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▲顔のない観音さんと如意輪観音さんがおはなししている「作麼生 説破」の箱庭。昨日も火燃し場の焦土で施肥をしました。初夏にはベルガモットが、赤紫のきれいな花を見せてくれることでしょう。

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▲「たぬきの学校」の体育館&K館とがまぐち石の間。地中にはカヤの根っこの残骸があるので、まずは掘り返して除去。初雪草と彼岸花を入れてみました。白と赤のコントラストが楽しみです。どちらも雑草並みに強いので、カヤとのバトルにも勝てるでしょう。

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▲I館、J館のうしろはヒメリュウキンカと明日葉の小さな苗。たぬきのまわりにも明日葉をいっぱい仕込ませてあります。焦土をだいぶ入れたので、ふかふかと柔らかな土になりました。植物にはあっているようです。

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▲「リュウキンカですよ〜」ということで、分けていただいたものですが、半日陰でなくても実生で増えているので、ヒメリュウキンカだと思います。

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▲B館からバンザイ祈念図書館にかけての後ろ側の地中も、カヤの根っこの残骸だらけでした。掘り返して出来るだけ除去して、野生のほおずきを仕込みました。元々、カヤが生えてどうしようもなかった場所に、重い石や平石を置き、魔改造したのが「たぬきの学校」。特に、観音さんの噴水エリアは酷いものでした。塩と醤油を土に飲み込ませて除去してきました。一定の効果はあったようですが、終わりはありません。気長に戦うしかないようです。

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▲なんとか見られる空間になりました。

除草剤を使えば、極端に酸性かアルカリ性になり、ほかの草木や野菜も育てられない土になってしまいます。草を引いたらなにかを植える、箒で掃きこむ、お客様に来ていただいて踏んでもらうことで、除草剤を一滴も使わないのをモットーにしています。iPadで撮影することで、日々の記録になるので、過去の状態もすぐにわかり、とても便利になりました。

初夏に 映える 庭づくり。〜どうげん