お施餓鬼準備〜7月盆訪問先の巻
きょうは、空っ梅雨。酷暑の前触れを予感させます。あのどうしようもない暑さがやって来る前に、やっておきたいことがあるんです。
お施餓鬼の塔婆を筆耕するためのデータの入力、お知らせ文書、そして塔婆筆耕です。兼務する東円寺分はすでに終わっているので、残されたものは広済寺分ともうひとつの兼務である慶徳寺分です。
広済寺分は、7月盆訪問先からはじめます。これ以降、神奈川県内及び周辺にお住まいの方への郵送先、広済寺の門前分と分割して進めています。
▲お盆に配布する冊子、お施餓鬼の申込書や郵便振替用紙を、間違えのないよう封緘していきます。冊子のごあんないはiPadのpages、あとはほとんどエクセルで作っています。
▲ゼムグリップ、クリヤーポケットなど足らないものは買い出しで。封筒は今日の夕方便に持ち込みます。安全のため、メール便は使わず、全て郵便にしています。
▲お施餓鬼の塔婆は2種類で、版をつくっています。左は◯◯◯◯家先祖代々、右は空白。なぜかというと、
①新盆のおうちはお戒名プラス施主様のフルネーム
②本家のほとけさまをお守りしているのが、おうちから出られた兄弟姉妹の方の場合本家の名前プラス塔婆をあげる方のフルネーム
などがあるからです。広済寺ではこのあたりの対応は、かなり以前から心がけてきました。
▲こちらは広済寺の開山さん、歴代住職さん、先代住職さんやその家族の方、戦没者や東日本大震災で犠牲になられた方、無縁になった方への塔婆です。
▲こちらは7月盆訪問先の分です。この文書データが基本となり、次の段階へ進みます。紙や塔婆を扱うので、汗ばむと支障が出ます。そうかといって、エアコンを使うと、墨汁が水分だけやたらと飛んでしまって、粘度の濃いい墨汁になる。それで筆耕すると、書いたものにダマができ、塔婆を重ねた時に、カスレや汚れでお渡しできないものになってしまうのです。というわけで、エアコンがまだいらない6月に、全てのかきものを済ませるのが、じぶんの流儀になっています。
日頃のみえないところが みえてくるのも 6月。前進あるのみ。〜どうげん